HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
阪神裏読み関東
11R
関西
11RJRAホームページ

阪神11R

3連単フォーメーション9⇒3⇔6、4、1、7 (8点)

サトノダイヤモンドは国内専念ならば無敵の存在になっていい。2着馬キタサンブラックの完全なる勝ちパターンに持ち込まれた前走でも、きっちり差し切る勝負強さ。落鉄の不運があったダービー時よりツキはもちろん、馬自身の完成度も比べものにならないほどレベルアップしている。鞍上の自在に動けて、三冠3、2、1着を含んだGⅠ2勝。馬体重はほぼ変わりなくてもバランス的には研ぎ澄まされて3歳春とは見違えるほどシャープ。馬体良化と成績が完全にリンクしてこれからも存在を示せる超エリート馬が完成された。時計、瞬発力勝負に強く、極悪馬場もこなすパワーを兼ね備えた万能ディープ産駒に死角らしい死角は見当たらない。今後の課題は未知なる58キロの克服だけに絞られた。斤量57キロでこの程度の相手。必要以上に控えた際の大へぐり以外に負けようがない。

シュヴァルグランは一線級になると相手なりまでの評価で固めていい。もうすでに5歳。これから驚くような成長があるとすれば、今回のレースがギリギリのターニングポイントか。京都2歳S3着、毎日杯5着、京都新聞杯8着で同世代のレースでも重賞を勝てなかったがハーツクライ産駒らしい3歳秋から充実急。3連勝を決めて挑んだ日経新春杯で2着。続く阪神大賞典で初重賞勝ちを決めたイケイケの上がり馬だったが、GⅠの壁は思っていた以上に高く、快進撃の勢いは早くも落ち着いて天皇賞春3着が精一杯の抵抗に終わっている。宝塚記念は手も足も出なかったデビュー以来2度目の掲示板外の屈辱。数字的にも相手的にも物足りないアルゼンチン共和国杯快勝だけではまだまだ頂点を極めるまでに数々の試練をクリアしないと厳しい。好走パターンであるスローの瞬発力勝負をひたすら待つ。