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中山裏読み
関東
11R
関西
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中山11R

3連単フォーメーション10、2⇒10、2、15、8、14⇒

10、2、15、8、14、6、9、7 (48点)

馬複BOX10、2、15、8、14

3連複BOX10、2、15、8、14

ナイトバナレットの鞍上は改めて重賞レベルにないことを前走で痛感した。もとより出遅れ癖のある馬にもかかわらず、スタートミスで完全に鞍上がパニック。じっくり構えればいいものの、3角前から動き始めて6、7頭分も外を回れば、終いの脚が残ってないのも当然だった。名手配置でも引っ掛かる距離で乗り替わりなしは驚き。再びブン回すか、まったく馬群を捌けずか。

4角先頭から4身差以内で決まったアネモネSのレースレベルは相当低いとみていい。何ら強調点のないレースで3着スズカゼは牡馬相手となって大きな壁に当たるだけだろう。メンバーNo6の上がり時計で単なる流れ込みの0秒2差。古馬500万並みの数字が並ぶファルコンSとどんぐりの背比べ。

そのファルコンSの最先着ボンセルヴィーソは結局最後は鞍上に泣いた。誰がみてもわかる仕掛けを我慢できない鞍上のあせり。直線入口早々に先頭に並びかけて残り300からムチ連発。差し追い込み馬の餌食となった同タイム2着は悔やむに悔やみきれない結果だろう。完全に引っ掛かる折り合い難などが重なっただけに、馬自身の秘めた能力は相当なレベルか。いずれにしても一流の馬の能力を足を引っ張る鞍上にこだわる限り、大駆けとポカの繰り返しを覚悟。

タイセイスターリーは最悪なローテーションで成長が鈍化した。スタート下手なスピード型は折り合いに気を遣うばかりにいまだ好走パターンが固まってない。残り300まで仕掛けを我慢しながら一瞬の脚も使えなかった前走からも、現状で控える位置取りならまったく怖さがない。先々も期待できるエリート馬が大胆な乗り方ができるかどうか。ハナか、番手の位置取りでスピードを活かしたい。

中心はクライムメジャー。低調な重賞レース経験馬が人気になるような相手なら一刀両断。自慢の瞬発力は十分に通用する。とにかく走ってきた相手が世代トップレベル。デビュー戦はいまや勝ち馬以外に8頭も勝ち上がっている超ハイレベル。桜花賞でも人気になるアドマイヤミヤビを0秒2上回る瞬発力で子供扱いしたのだから恐れ入る。続いて2戦連続で重賞馬の3着。いずれも折り合いを欠きながらの内容だけに悲観することもない。前走はラチ沿いで完全に包まれて行き場を失くして実質正味残り1ハロンだけの競馬。相変わらず行きたがっていたものの、着差、数字以上の強さだったことは間違いない。先行~差し自在に立ち回れる器用さを強調。

前々走はメンバーNo10の上がり時計のタイムトリップは距離にメドを立ったと言い切れないだけに、ここはいぜん半信半疑。連続の最速上がりで充実急なカリビアンゴールドも魅力だが、未知なる馬場となって穴馬としての魅力が薄れている。キャリアはまだ2戦だが将来的には確実にトップレベルに上り詰めることが可能なのがランガディアだ。血統的な確かな下地と粗削りなレース内容がどうにもリンクしないが、それでも厳しいローテーションでも2連勝が素質の高さそのもの。残り150からもうひと伸びしなかった前走は休み明けが響いたと割り切りたい。前が壁になって右往左往しながら実質残り100だけの競馬で差し切ったデビュー戦は重賞級のインパクトだった。