3、6、12⇒3、6、12、4、8⇒
3、6、12、4、8、11 (48点)
3、6、12、4、8
圧勝があっていい力関係で辛勝と取りこぼしの連続。それでもサトノクロニクルの1番人気には違和感がある。鞍上も含めて陣営の能力的な見積もりと本質にズレ。少なくても差し追い込みの超エリートにはほど遠いエンジンのかかりの遅さは今後も足を引っ張るだろう。もう1、2頭分ぐらい前が本来の位置取りだが、鞍上は間違いなく、実績以上に切れ者のイメージを持ちすぎている。直線坂上までモタつき気味だった3走前を教訓にした前々走は一変した積極策で終い甘くなる始末。ためすぎても行きすぎても持ち味の出ない脚の使いどころの難しさは、小回りコースでさらに厳しくなる。トップハンデの57キロでモロさが出ても驚かない。
逃げるか、番手だけに良績集中のニシノアップルパイは迷いのない乗り方で色気が出る。自分のスタイルに持ち込めば手薄な重賞で無様な競馬にはならない。前走の2、3着馬はキャリア5戦以上ですべて掲示板確保。4着馬は共同通信杯2着。確かなメンバーレベルで驚くような快時計が能力、完成度の高さということ。額面どおりに数字を受け取れる。
馬体の成長は思ったほどなかったが、1000万で結果を残したクリアザトラックは確かな成長を感じとれた。改めてマイルベターを示した前走だが、最速上がりと持ち時計更新で極端な上がり勝負や時計勝負にメドを立てたことは頼もしい。先行馬としてどこかジリっぽいイメージも解消。前走の好位差しで新たな一面を見出したことは大きな前進、収穫だった。前走が500万勝ちの上がり馬と比べてもかなりレベルは上回っている。
セダブリランテスはここで真価を問うのがセオリーだ。数字的に重賞で通用することは何ら裏付けのないのが現状。前走の翌日の古馬500万が1分45秒9。時計差2秒で上がり1秒差は物足りず、最後のレースラップが12秒0にレベルの低さをにおわせている。前走は超スローの5ハロン61秒台。軽く59秒台突入の重賞でどのように立ち回れるか。スピードと器用さはもちろん、ある程度のパワーが求められる条件克服が今回のテーマ。 |