14、4⇒16、6、15、10 (24点)
14、16⇒6、15、10 (18点) 4、16⇒6、15、10 (18点)
14、4、16、6、15、10
危うい人気馬ブラックムーンの扱いに悩む。本来ならば重賞では人気薄で妙味が出てくる程度のレベル。7勝にもかかわらず、重賞の掲示板が未経験に現状の完成度の低さを示している。何より前走だけで評価が急上昇していることに違和感。同日の古馬500万に5ハロン通過が0秒3遅くてレースの上がりが0秒7だけ速い程度。勝ち時計はわずか0秒4速いだけでは、高く見積もっても1600万に届くか届かないレベルということ。いずれにしてもレコード決着が当然の超高速馬場で時計に価値を見出すことは難しい。前々走まで千六の持ち時計は13回走って1分33秒1。ハンデ57キロや得意な阪神、京都以外に課題を残している内弁慶タイプのコース適性の低さなど、間違いなく前走より条件は悪い。
グァンチャーレは抜群のコンビ誕生でもうひと花が計算できるようになった。おそらく2度と組むことのないという最悪だった3走前のコンビ間の悪さと比較すれば、明らかにレースぶりが違っている。7回乗ってテン乗りの初戦以外は負けても0秒4差。古馬重賞が初挑戦とはいえ、世代限定の重賞ではシンザン記念1着、弥生賞4着、ダービー8着。このコンビで千六の上がり時計は常にメンバーNo5以内という不発のない瞬発力からもこれからの成長が期待できる1頭だろう。いずれにしても低調なGⅢメンバーでは乗り方ひとつで十分に太刀打ちできる。
過去13戦は2度のGⅠを含んでほぼ重賞。オープン特別2勝、GⅡ2着、GⅡとGⅢで3度の掲示板があれば、サンライズメジャーが最後まで踏ん張っても驚かない。3年前のピークから忘れた頃に激走する古豪。日替わりのように乗り替わって好走パターンを失いかけているのが安定しない要因だが、現実に3走前はメンバーNo3の上がり時計、前々走は0秒3差。前走は強引な先行策が裏目に出た惨敗と割り切れば、まだまだ狙える数字は揃っている。カレンブラックヒル引退で完全に輝きを失った鞍上でも、テン乗りの刺激に怖さが出てくる。
スランプというより衰え先行のワンアンドオンリーが人気になるような低レベルな重賞としても、ウインガニオンの魅力は乏しい。いわゆる典型的な人気先行型で、とにかく前2走は恵まれすぎた。前々走は同日の古馬500万千八より、5ハロン通過が2秒も遅い超スロー。前走は500万並みのラップで4角まで前3頭が後続に4馬身差以上も離れる理解できない流れだった。まさにペース音痴の集まりの中、楽な流れの逃げ切り勝ちにまったく価値を見出せない。
ダノンリバティは厩舎所属の愛弟子にこだわりすぎ。前走も直線のコース選択を間違えなければ楽に差し切れた脚色が象徴的だろう。この馬のムラ駆け傾向は鞍上のミスと直結するイメージをますます強めている。まずは五分に出て先行できるかどうか。後手に回れば怖さは薄れる。
アスカビレンは阪神(400210)だけでオープンレベルまで上り詰めたということか。阪神以外ではまったく怖さがなく、掲示板も遠くなっているのが現状。千八、二千で持ち時計ベストも千六になるとこのメンバーNo12。千六のキャリアが8戦もあれば、典型的な千六のスピードに対応できない中距離型として評価を固めていい。
グランシルクはコーナー周りが得意な追い込み馬なのか。いぜん特徴をつかみにくく、東京(222012)に対して中山(233101)からも単純に直線の長さが生命線になる瞬発力型でないことがうかがえる。これまで4回コンビを組んですべて人気より下回る着順となっている鞍上配置も不可解。乗り慣れた主戦でさえ、仕掛けどころの難しいタイプだけに人気で妙味はない。 |