２、13⇒２、13、１、９、３、６⇒

２、13、１、９、３、６、10　(40点)

１⇒２⇒13、９、３、６、10、12、11　(７点)

２－13、１、９－

13、１、９、３、６、10、12、11　(18点)

２⇔13、１、９、３、６、10、12

クリノガウディーはツキがある。外枠を引けば問答無用で見切っていたが、再び好枠を引く運の良さ。少なくてもこの相手で重賞経験値の高さは特筆もの。展開ひとつで上位が狙えるようになった。とにかくすべてのカギを握るのが折り合い。前２走は同じように強烈な折り合い難を露呈したが、内外枠の差で両極端な結果になっている。本来はもっと大惨敗しても驚かないほど引っ掛かった前々走だったが、強敵相手に０秒５差に踏ん張れる精神力の強さ。前走は直線で５着馬がヨレて接触しながら残り150で勝ち馬に並びかけるまで迫ったことは驚きしかなかった。最後は力負けとしても、３着以下に楽々先着が完成度の高さそのもの。決め打ちの控える競馬だけは避けるべき。

レース前から危惧していた負けパターンにはまったのが前走のシークレットランだった。見え見えスローの瞬発力勝負で結局４角の差がそのまま着差に直結した前残り。切れ切れの瞬発力型よりパワー系差し馬の評価でしっくりくるダンカーク産駒にとってもっと強引さがほしかったということ。瞬発力勝負に弱さを露呈し続けて展開に左右される不器用さ。前々走のレコード勝ちは４着までレコード更新が超高速馬場の表れで数字ほどの価値はなく、ここは早くも正念場。とにかく積極的に動くことが大事。

同日の1600万より５ハロン通過が１秒２遅くて勝ち時計が１秒８遅いのは納得できても、レースの上がりが遅くなったのは納得できない。ヒシイグアスの前走は高く見積もっても500万をわずかに上回る程度のレベル。重賞好走に直結するような内容でなかったことは間違いない。２連勝はあくまで展開と相手に恵まれたもの。馬体の良さだけが強調点で、時計も上がりも現時点で驚くような数字はないのが現実ならば、淡泊な負け方も覚悟しなければならない。厩舎のバイオリズムは昨年から最悪のままでは打つ手なしか。

単純な直線だけの上がり勝負だった京王杯２歳Ｓはまったく価値なし。それだけにファンタジストの前走は想定外の好走だった。勝ち馬と同タイムの上がり時計。同世代と比較しても完成度の高さは証明すれば、今後の課題は距離だけに絞られた。千六から距離延びるほど良績の乏しくなるカナロア産駒。未知なる距離の重賞で勝ち負けを確約できるほどの数字の裏付けがないことは見逃せない。内枠と重賞経験だけが頼り。