1、15⇒1、15、14、5、2⇒
1、15、14、5、2、8、6、13 (48点)
1-15、14、5-
15、14、5、2、8、6、13、10 (18点)
1⇔15、14、5、2、8、6、13、10
大一番での大へぐりだったカレンブーケドールが乗り替わりなしには驚いた。前走は何を思ったのかハイペースにもかかわらず、4角前から仕掛けて直線入口で先頭に並びかける暴挙。即先頭に立って仕掛けを我慢することなく、早々にムチを入れ始めた。残り150で勝ち馬が並びかけてもうひと伸びしたように前に目標がいて仕掛けも我慢できれば確実に鋭さは増していただろう。それでも最後は勝ち馬と同等の脚色が底力そのもの。まともな鞍上ならば勝っていたレースだったことは言うまでもない。GⅠどころか、GⅡ未勝利の鞍上に頼む方が悪かったと割り切るしかない。乗り替わりという英断の遅れはここでうまくいっても今後の命取りになる。
同じ下手に乗ったとしてもエアジーンは別ものだ。直線残り300でフットワークが乱れるほど衝撃のあった他馬との接触。残り250でもう1度接触しそうになって急なコース変更。完全に顔が外向きになったところで人馬ともに戦意喪失。レースは不完全燃焼に終わったが、2度の致命的な不利があってメンバーNo6の上がり時計に価値を見出したい。昨年はまさかの重賞未勝利という落ち目の厩舎が完全復活へのターニングポイントとなるか。とにかく大幅な馬体増が絶対条件。
大外枠を引く不運は脚質的に問題なし。大本番でも狙いたいパッシングスルーは充実一途の成長力が魅力。母マイティスルーは千八までが限界のスピード型だったが、この馬は前2走で二千もこなせるスタミナが裏付けられた。前走は同日の七夕賞1分59秒6からもハイレベルな数字。古馬2~3勝レベルに相当する時計ならば、素直に持ち時計No1を額面どおりに受け取れる。
キャロット、シルクの躍進に加えて乱立する1口馬主クラブの中でレッドベルディエスは低迷が続くクラブの救世主になれるか。これまでレース内容は世代トップレベル。負けたデビュー戦でも3着に1秒1差、前々走の重賞ではメンバーNo5の上がり時計で良血馬の片鱗を随所にアピールしている。問題は休養の連続というローテ。さらなる馬体増が見込まれる成長期で基本的に休み明けは狙いづらい。4戦中3戦が牝馬限定という経験値の浅さもネックになるか。いずれにしても本番への出走権確保は大きな壁。
前々走まで上がり時計はメンバーNo1、2、1。牡馬相手にも遜色なかった鋭さだったクラヴィーヴァが、願ってもなかった上がり勝負の前走で追い負ける失態。ひとまずクラスの壁で割り切るとしても、時計不足は何ら解消されてない事実は見逃せない。再び主戦に戻しても妙味はない。
スローの瞬発力勝負になったフローラSは上がり33秒台以下が7頭。33秒5以下に価値を見出せるだけにフェアリーポルカの評価は上げられない。このレースを除けば上がり時計は34秒後半が限界の瞬発力。絶好の開幕週馬場では怖さがない。
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