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中山裏読み
関東
9R10R
11R
関西
1R5R10R11R12R
ローカル
5R12R
JRAホームページ

中山11R

3連単フォーメーション8、10⇒8、10、6、7、1⇒8、10、6、7、1 (24点)

コロコロと変わる天気予報も結局は時々雨予報。良馬場なら・・稍重なら・・重なら・・など条件によって取捨の決まる馬が多数揃ったが、ここでは悪くても"良に近い稍重"で話を進めたい。

コントレイルの存在も東スポ杯直後よりインパクトは薄れてきた。しかし追随するはずのアルジャンナマイラプソディの凡走で追う立場の馬たちが次々に脱落していく牡馬路線はますます混沌。その中で弥生賞馬の価値は今後高まっていくだろう。確実にクラシック直結レース。本番を意識して乗ることも大事なことは言うまでもない。
上記2頭の馬には負けるべく確かな裏付けがあったことは間違いない。絶対的に時計不足。同日のレースと比較すれば一目瞭然だったが、スポーツ紙主導らしい無敗馬の過剰な持ち上げによって人気が集中しただけ。その点ワーケアは心配しないでいいだろう。泥んこ馬場ならば微妙だったが、予報どおりの天気ならば自信が揺らぐことはない。信頼をV字回復。
確かに前走は不甲斐なかった。スタート直後に不利を受けたとはいえ、道中はまったく動かず直線だけの競馬。最速上がりだった1、2着馬より後方待機ならば、本来は最低でも最速上がりと同タイムが最低ライン。それがメンバーNo3の上がり時計にこの馬のひとつの壁が見え隠れしたことは間違いない。坂下までモタつき気味で坂上からようやくエンジンのかかった末脚だっただけに一線級との瞬発力との差は否めなかった。
ホープフルSは同日の古馬1勝クラスより5ハロン通過が2秒遅く、レースの上がり時計が2秒1速い。時計がわずか0秒4上回っただけの数字としても、過去10年で比較するとまだまだ色あせない。高く見積もって古馬2勝クラスにギリギリ届くレースレベルで十分に太刀打ちできるメンバー構成。古馬3勝クラス越えだった朝日杯よりレースレベルは確実に落ちるが、少なくても重賞初挑戦メンバーに負けるイメージは浮かばない。古馬1勝クラス級で勝ち上がってきた馬とは絶対的な経験値の差もある。皐月賞、ダービーを意識するならば早めの仕掛けで脚を測りたい。

前半のロスを3角過ぎから一気に挽回するという素人丸出しの最悪騎乗。オーソリティの前走はペース音痴の鞍上の負けパターンにはまってしまった。スタート直後に不利を受けたとはいえ、ワーケア同様に3角ですでに勝ち負けするには絶望的な位置取り。しかも鞍上特有のロスなく立ち回る気はまったくなく、大ロス覚悟の単純なマクり競馬だった。2着馬より勝負どころでさらに外を回って直線までにかなり脚を使ったことが致命傷。待ちに待った乗り替わりで期待の外国人騎手を配置ならば主役としての扱いも可能になる。

マスコミが好きそうなサトノフラッグはいかにも人気先行のディープ産駒。レコード勝ちの前々走でも同日の新馬が千六1分33秒台も出た超高速馬場だっただけに数字ほどの凄みは感じられない。前走は同日の古馬1勝クラスより5ハロン通過が0秒5速く、レースの上がりが0秒4遅い。勝ち時計は同タイムならば完全に同等レベルということ。ホープフルSが2歳の年末に古馬2勝未満付近のレベルと比較しても、年明けで古馬1勝クラスレベルからの挑戦はいかにも荷が重く感じる。前走よりもかなりのダイエットが必要で休み明けでもそこまで仕上げてくるかどうか。いずれにしてもここはかなりハードルが高い。