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中山裏読み
関東
2R3R4R7R10R11R12R
関西
2R11R
ローカル
11RJRAホームページ

中山11R

3連単1軸マルチ12⇒8、7、1、14、6 (60点)

3連複フォーメーション8-12、7、1、14-

12、7、1、14、6、13、10 (18点)

馬単12⇔8、7、1、14、6  8⇔7、1、14

2年前から劇的に勝ち鞍が増えた鞍上でも、結局、一流にはまだまだ届かないことがはっきり示された。スティッフェリオの前走は鞍上によって殺されたも同然。馬場を意識してなのか、逃げ馬を4角でラチから5、6頭分も外を回る暴挙。見た目の悪さよりはるかに馬場は良化していたが、乗った際の感触よりも単なる見た目だけの判断だからこそ資質を疑われる。終わってみれば、ラチピタで立ち回った2頭が1、2着馬に決定的な下手乗りが示されている。逃げ馬にとって致命的な4角で内から交わされる無様な立ち回りによって戦意喪失となったことも決定づけられただろう。微妙な距離でもスローになりやすいコース体型と理想的な馬場状態で軌道修正したい。とにかく乗り替わりで好転のイメージだけ。

鞍上の衰えはわかっていながらもミッキースワローの無様な乗り方には嫌気。もうロスなく立ち回るより自身の安全策にこだわり続けているのが客観的にみてもうかがえる。前走は故障馬が急激に下がってきた影響などほぼなし。それより勝負どころで勝ち馬より5、6頭分も外を回らせる意図を知りたい。前走のレース前に指摘していたとおりのまさに"鞍上弱化"がモロに結果に直結した。いずれにしても同じ鞍上にこだわり続けるならば、5回に1回でようやくまともに立ち回る計算でいい。どのみち雨が降って馬場が緩めば内側の馬場を見極めずに決め打ちの外々回り。内の馬場が極端に悪くなることを願うだけ。

緩い馬場は苦手なイメージの強かったサトノクロニクルが前走で意外な好走だった。1年半ぶりのブランクを感じさせない1秒差。必要以上の待機策から強引なマクり競馬でメンバーNo5の上がり時計なら上々の試運転だろう。兄がディープ産駒とはいえ、キャリア10戦で燃え尽きたような尻すぼみとなっているサトノラーゼン。再びひと息入ったが今後を占う大事な一戦になることは間違いない。

過去10年で稍重を含めてもワースト1の勝ち時計となった今年の日経新春杯は何の価値も見出せない。これまでのワースト1が2分26秒台からも今年の低調が伝わるはず。条件戦でも勝てなかったモズベッロが最速上がりで重賞初制覇もある意味、納得できる。スローの上がり勝負にもかかわらず、上がりレースラップがすべて11秒7以上という平凡さだったために、レッドレオンが2着に浮上できた。何の収穫も成長も期待できない。

やはりGⅠからのステップとなるエタリオウは不気味な存在。どう考えても追えなくなった鞍上配置がそもそもの間違い。追わせる馬になぜ前4走で同じ鞍上にこだわったのかが驚きだろう。本当ならば元主戦とのコンビ復活まで狙いを我慢するのがセオリーだが、ここまで相手が低調になれば色気づくのも当然。仕掛けどころが難しいが意外にスローに強さ。失うものが何もなくなった今回こそが以前の乗り方に戻すチャンス。今後のためにも3角からの大マクりで脚を測るべき。