9⇔1、5⇒1、5、7、2、10 (16点)
同じ稍重で前日の3歳未勝利で1分35秒3。残り100から流したとはいえ、1分37秒1の数字に確かな手応えを感じられないのが本音。3~5着馬が次走で勝てなかったことから少なくても高いレースレベルではない。フラーズダルムに全幅の信頼は危険。勝負弱かった母の遺伝を引き継いでいる可能性もあるだけにひとまず評価を下げた。
シュヴァリエローズはさらなる不安材料を抱える。前走は流れが落ち着いた3角過ぎから折り合いに苦労。4角前には折り合ったものの、いくらかちぐはぐな内容で勝ち上がっている。一番の懸念材料は追い出してからの反応の鈍さ。残り300で外から2着馬に一旦交わされて、残り100で内から差し返した。併せて伸びた脚を褒めるべきなのか、一旦交わされたジリっぽさを責めるのかは微妙なことは間違いない。どちらにしても上がり時計がメンバーNo3。超スローの上がり勝負に強いディープ産駒としては胸を張れず、馬体的にも大物感のない事実。短い期間で爆発的に成長する血統だけが頼り。
中心は前走で常識外の勝ち方だったブルーシンフォニー。現時点で他馬に勝ち上がり不在のメンバーレベルの低さを割り引いても、中身の濃い内容だった。スタートで大出遅れ、直線では入口から残り300まで行き場を失って完全なる負けパターンだったが、実質残り250だけの競馬で直一気を決めた。超スローの上がり勝負で各馬が手応え十分だっただけにかなりスムーズさを欠きながらの最速上がりには強烈なインパクトがある。母は芝とダートで勝ち鞍があり、千二しか経験のなかったスプリンター。このような肌馬とスクリーンヒーローの相性はいいイメージしかない。
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