1⇒11、2、9、12、4⇒
11、2、9、12、4、14、6、5、15 (40点)
11、2⇒1⇒11、2、9、12、4、14、6、5、15 (16点)
1-11、2-11、2、9、12、4、14、6、5、15(15点)
将来のスプリント王を感じさせるほどの横綱相撲だったダイアトニックの勢いは止まらないだろう。正直、侮っていたのは馬ではなく、前2走の鞍上の落差。人が替われば馬が変わるという象徴的な例となった。これまでも同じコンビで取りこぼしてきたが、3走前の降着で乗り替わりの英断を下せば、前々走のGⅠも勝てた可能性が高い。別に不利を受けたことを責めているわけではなく、残り100で不利を受けるまでが醜すぎた。イップスになったのか、これがGⅠと考えられないほどの大へぐりだった。
4角で勝ちを意識できた絶好の手応え。もちろん、不利がなければこのコンビでも勝っていただろう。タラレバ話をしても仕方ないが、なんとこのレースで1度もムチを使わなかった事実。残り1ハロンから逆手前になって真っすぐ走らせることで精一杯。ムチを最後まで握りしめたままで最後、勝ち馬より脚色優勢のゴールはむなしさだけが残る後味の悪さだった。昨年、初GⅠ制覇でブレークしたといってもそれまでが重賞でへぐり連発もまた現実。うまい立ち回りがあれば、同じ数だけ下手な立ち回りがあることを認識しながらの狙いが正解か。
いずれにしても馬の能力は今がピーク。ハナも切れた好スタートからあえて馬群に控えて洋芝で上がり33秒台。残り150からの突き抜け具合は父の面影を彷彿とされる凄みもあった。小回り千二であれだけのパフォーマンスができれば、千四(511000)と同等の距離適性の高さとしていい。減点材料が一切ないことが唯一の不安か。それだけのレベル差がある。
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