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東京裏読み
関東
10R11R12R
関西
10R11R12R
ローカル
11R
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東京11R

3連単フォーメーション3、1、5⇒3、1、5、4⇒3、1、5、4、2、8 (36点)

馬単3⇔1、5、4、2  1⇔5、4、2

ラヴズオンリーユーは一貫性のないローテで自らの首を絞めている。キャリア4戦目でオークス制覇の大偉業を達成しながら一気の距離短縮と延長の繰り返しでは前2走の結果も納得できる。前々走は鞍上特有のレースを早々にあきらめ。前走は悪条件でも楽勝できる相手で勝てなかったことが驚き。残り250から勝ち馬と鼻づらが合うほどの併せで競り負けてこの馬の評価を修正しなければならなくなっただろう。勝ち馬と同じ上がり時計とはいえ、最速上がりの3着馬より0秒5も遅い数字がこの馬の本質の可能性が漂ってきた。オークスまで切れ切れというイメージが前3走で完全に崩れたディープ産駒。3走前は最速上がりより1秒遅く、前々走は0秒6遅ければ、中団待機に固執する限り、今後もポカを覚悟の人気先行馬ということになる。少なくても現時点では高速馬場より馬場が渋った方が条件ベター。この頭数で馬券圏外になればお先真っ暗でここでV字回復か、早熟かの真価を問う。

前5走で3度の枠入不良。前3走で2度の再審査の制裁。シゲルピンクダイヤは大きな十字架を背負った感もあるが、それでも同じ鞍上にこだわりすぎの呪縛から逃れられた解放感で変身の期待が高まる。置かれるすぎるか、行きっぷりが悪すぎるかがこれまでの傾向も前々走の内容で無視できる。惨敗覚悟の行きっぷりの悪さから終わってみれば2着に0秒3差。最後は3着馬とほぼ同じ脚色で自身の自己ベスト更新に胸を張れる。秋華賞では勝ち馬クロノジェネシスを上回る上がり時計で0秒5差に迫り、前走はもうひとつ前の隊列ならばもっと際どい5着だった。すっきり映った馬体から前走が理想体重。4走前は直線で何度も窮屈になってスムーズに捌けずに0秒7差ならば道悪でマイナスになることもない。むしろズブさが出始めて距離も馬場もコースも絶好の条件が揃ったか。

ガレてないとはいえ、前走の20キロ減が厩舎の不振を表す象徴的な事例だろう。ダノンファンタジーは結局、マイラーとして育てるのか、中距離型として完成させるのか。どっちつかずでこのまま再び低迷期を迎えても驚かない。ローズSのレコード勝ちは超高速馬場で大幅な割り引きが必要なだけに距離延長が単純に条件好転にならない可能性が高い。2歳6月デビューの早熟ディープ産駒が枯れ始めたと判断するのが妥当か。厩舎も馬もここが正念場。同厩リアアメリアのスランプ時より深刻で、ここが相手なりに終われば次もない。

フェアリーポルカは馬場が悪化するほど自信度が増すという道悪巧者。3走前は軽量と道悪の条件だけがリンクしたフロック駆けと思われたが、超スローの直一気を決めた前々走で名実ともに胸を張れる重賞馬として成り上がった。前走はすっきりした馬体から体調よりも乗り方や斤量に敗因があったと判断すべき。前走は徹底待機ならばもっと際どかったが、ペースを見極められなかったのか、なぜか前々走よりも必要以上の早仕掛けなら自滅に近い失速と割り切れる。最後はバテバテの5着馬も交わせなかったとはいえ、54キロに戻れば以前の輝きが即戻っても驚かない実績だろう。いずれにしても良績のない東京がどう転ぶかだけ。