7⇒9、2、11、5 (36点)
3⇒9、2、11、5、15、6、16 (126点)
9-7、2、11-7、2、11、5、3、15、6、16(18点)
7⇔9、2、11、5、3、15、6、16
世代重賞にもかかわらず、ハンデ戦という特異な条件だからこそ大荒れ連発する過去の傾向。とにかく一筋縄にいかない難解なレースで56キロ以上のトップハンデは単あって連なしの傾向をますます強めている。
今年のトップハンデとなったリッケンバッカーも危うさを秘めて頼りなさだけが前面に出ている。道悪のため波乱となった重賞2着の実績だけでトップハンデになる悲劇。そもそも背伸びした距離選択に嫌気が出て人気先行のイメージをますます強めている。3走前はマクり競馬、前々走は引っ掛かる始末。前走は超ハイペースの折り合い不問だったことからも千八でスムーズに折り合うことは奇跡に近いか。スピード先行のマイラーで小回りにコース替わりだけが唯一の刺激。
鞍上は10年のキャリアがあっても重賞未勝利。ジョッキーレベルの低さをまざまざと露呈したのがアサマノイタズラの皐月賞だった。1頭だけ競馬学校入りたてのような無様な乗り方。向正面から突然、制御不能となってロデオ乗りのような不格好さ。自身を自滅させただけでなく、レースそのものをぶち壊し。他の先行馬にとってただの疫病神のような立ち振る舞いだった。いずれにしても厩舎所属だからこそ成り立つ乗り替わりなし。馬の能力の高さと結果が直結しないのは鞍上の未熟さが足を引っ張っている典型的なコンビならば、評価を上げられないのも当然。
狙いたかったボーデンがアサマと同じ重賞に無縁な鞍上配置は意外だった。一頓挫して皐月賞は使えなかったが、前々走の勝ちっぷりはまさに重賞級だっただけに残念な乗り替わりだろう。前々走は翌日3歳1勝のグレートマジシャン(その後毎日杯2着、ダービー4着)が勝ったレースより1秒3も勝ち時計が上回った異次元レベルの数字が霞むような鞍上レベルの低さ。乗り慣れた鞍上にもかかわらず、引っ掛かって自滅した前走以上の悪夢を覚悟しなければならなくなった。
結局シュヴァリエローズが大物になれなかったのはデビューが早すぎたことが大きな要因。ピーク期間の短いディープ産駒にとって早期デビューすると1度は確実に調子を落とすのがこれまでの傾向。しかも430キロ台の小柄な馬に何のメリットもなかった。V字回復するならここしかないというローテ。前走は馬主が2度と頼まないというぐらいの醜い乗り方でまったくの論外だった。当時、外差しがまったく利かない馬場にもかかわらず、馬場の5分どころまでブン回した素人乗りでは納得の惨敗だったということ。とにかくここでの結果が今後の現役生活の長さに大きく左右することは間違いない。オープフルS5着もじっくり構えすぎで前残りを許すなど、鞍上に恵まれなかったことを改めて裏付けられれば、乗り替わりの刺激は大いに期待できる。千八が限界のマイラー色の強いスピード型で距離短縮にも怖さが増す。
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