13⇒2、15、7、10、5、11、4、9 (168点)
2-13、15、7-13、15、7、10、5、11、4、9 (18点)
2、15、7、10、5、11、4、9⇒13
13、15、7、10、5、11、4、9⇒2
ロートル配置のメイショウムラクモに何の魅力もない。馬の能力は一流でもさすがにこのコンビでは能力を出し切る姿が浮かばないだろう。デビュー戦の芝惨敗を除けば、負けたレースはすべて後手を踏んだ際。豪快な勝ちっぷりと淡泊な負け方のギャップからもモロさ同居の単調な気性の持ち主であることは間違いない。
6走前の初勝利は同日の古馬1勝より0秒9も上回る快時計。3走前は3着に2秒2差、翌日の古馬2勝の勝ち時計を上回った。負けたの勝ち馬はその後、兵庫CSとジャパンDダービーで連続2着。納得のレースレベルだっただけに前走の圧勝劇も驚かなかった。いずれにしても弱点は鞍上だけ。今や現役にこだわっていることが驚きレベルの数字の落ち込み具合。行きたい馬と行くしかない馬がこれだけ揃ってアドリブ力を求められるレースではポカ覚悟の狙い。
鞍上が年間100勝越えを連発していた頃のイメージはまったくなくなって、低空飛行を続けている鞍上配置のホッコーハナミチもメイショウと同じ悩み。これまでも超スローの引っ張り込みや道中、掛かって自滅など鞍上のへぐりで取りこぼし連発にもかかわらず同じ鞍上に固執する過保護な判断は、人馬ともに成長なしが持論。ようやく馬の能力を出し切れた前走で世代トップレベルを示したとはいえ、3キロ増の斤量に加えてほぼ休みなしの使い詰めローテなど鞍上以外にも不安要素を抱えている。決定的なのがデビューから前走で12キロ減の最低馬体重。重賞でイップス連発の鞍上とのコンビでこれだけマイナス要素が加われば妙味を感じないのも当然の流れ。他力本願型は予想外の雨を待つだけ。
人気2頭の危うさからも例年どおりの波乱前提の予想でいい。狙いはタイセイアゲイン。隠れた実績は見逃せない。もとよりデビュー2連勝の期待馬。JBC2歳優駿の惨敗で歯車が狂ったのは、パワーを要する地方馬場への適性の低さ。全日本2歳優駿は4着とはいえ、無抵抗の惨敗。連続して交流重賞挑戦がそもそもの間違いだったと割り切るべき。その後は4、4、8着と着順的には平凡でも3走前と前々走はそれぞれ2着に0秒5、0秒3差。前走は先行して良績を残してきた馬をなぜかペース無視の中団待機で3着に0秒5差なら、むしろ以前よりスケールアップの感触さえうかがえる。さらにこのレースはパイロ産駒の相性が抜群。ここ5年では17、19、20年で計5頭出走して17年競走中止、19年2着、20年1、3、10着という人気薄でも好成績だったことを強調したい。
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