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札幌裏読み
関東
11R
関西
11R
ローカル
11R
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札幌11R

3連単1軸マルチ4⇒8、1、12 (18点)

3連複1軸BOX4-8、1、12、13

GⅡの中でも格式高い札幌記念のメンバーに微妙なレベルの馬が多数紛れ込んでいる。その中で前々走は凱旋門賞出走なら人気上位になる馬と互角の競馬だったラヴズオンリーユーはズバ抜けた存在になった。マイラーでも良績を残すことを割り引いてもオークスのレースレコード勝ちで適性は揺らいだが、前2走で改めて二千二が限界のスタミナであることが示されただろう。前々走は直線入口で真外の位置取りだったクロノジェネシスを弾き飛ばしてロスなく立ち回って残り50まで先頭という勝ちパターンだったが、そこからまとめて外の2頭に交わされたことが決定的な証。4角前から強引な早仕掛けで外からねじ伏せた前走との対照的な内容からも確信できる。瞬発力頼りで必要以上に置かれすぎていた以前よりパワーアップして洋芝もイメージどおり。微妙な休み明け(101011)と再び日本人騎手配置がどう転ぶかだけ。

ラヴズの前々走の勝ち馬は凱旋門賞出走なら人気になるようなレベル。ワールドクラスと互角に走った馬よりわずか2キロ減の3歳馬ソダシの好走はイメージするだけでも難しい。重賞4連勝でクラシック制覇とはいえ、完璧な仕掛けのタイミングと位置取りで辛勝の連続。超高速馬場だった桜花賞のレコード勝ちも眉唾ものになれば、ごく普通に前走こそがこの馬本来の姿とみていい。過去4年でワースト1の勝ち時計にもかかわらず、着差以上の完敗。向正面で何度も頭が上がるような折り合い難を露呈して見せ場なく終わっている。気性はもちろん、父クロフネからも明らかなマイラー。鞍上のアドリブ力の低さを改めて示せば、4つのコーナー回りで再び悪癖の再発でも驚かない。常識的には経験レベルまで。

ユーキャンスマイルはレースマネージメント力の低さに泣いてきた。母は古馬になって二千以上で連対なしのムードインディゴ。二千二以下には見向きもしないローテこそがスランプの要因の可能性さえある。もうひとつは直線平坦こそが輝ける舞台ということ。まるで陣営が直線平坦(421111)の実績を知らないような最近のローテだった。距離短縮、洋芝、小回り、平坦などの条件変更で確実な刺激を得られるはず。持ち時計No1の1分58秒8は天皇賞秋の数字で、そのレースでは勝ち馬アーモンドアイから0秒6差だったが、上がり時計は上回って最速上がりだった事実。打倒牝馬の筆頭。