7、4⇒9、12、17、2、18 (30点)
7、9⇒12、17 (12点) 4、9⇒12、17、2、18 (24点)
4-7、9、12、17-7、9、12、17、2、18、11(18点)
7⇔4、9、12、17、2、18 9、12、17、2、18⇒4
同じ競馬場で同じ良馬場でも落差のある馬場差。週中の水まき頼りで高速決着抑制はさすがに限界がみえてきた。いずれにしても馬券検討の基本中の基本である時計比較が年々、マイナスに作用し始めているのが現状だ。
まさに7月の小倉は時計ひとつ半~ふたつほど加算する必要があるぐらいの超高速馬場だった。スピード重視のスプリント戦で本来は絶対的な時計を誇るファストフォース中心だが、前走は数字ほど価値のないことが当週の競馬からもはっきりしている。
前日の古馬2勝はダートが稍重で雨が降る中、1分6秒4のレコード。前半3F32秒3-4F43秒3-5F54秒5、レース上がり34秒1ならば、前半3F32秒3-4F43秒2-5F54秒3だったCBC賞は天候からも古馬2勝以下のラップだったということ。いかに逃げ先行馬に恵まれた前々有利だったことがわかるはず。逃げ切り当然の超高速馬場で展開にもラップにも恵まれた1戦。ここは一変して厳しい流れとなればオープン経験不足からもがく姿が簡単に浮かぶ。ここでもひたすら前々有利の馬場と流れを待つしかない。
GⅠで0秒3差とはいえ、以前より淡泊な負け方で年齢的な衰えが顕著なモズスーパーフレアの取捨は悩む。間違いなくピーク時より下り坂。ごく普通の馬場で1分8秒前後が限界のスピードだが、自分のスタイルに持ち込めばとにかくしぶとい逃げ馬だからこそ大駆けも大負けもしやすいということ。年齢を重ねた上でのトップハンデはこれまで以上の酷量。さらに枠順のツキにも見放された条件では現状の能力基準を問うまでもないか。
2歳8月までの3勝だけで古馬GⅢで1番人気となったヨカヨカの前走は過剰人気とみるべき。軽量が好まれたのか、話題性だけなのかは微妙だが、時計にまったく裏付けのない現状の挑戦で着差以上の完敗は納得の結果。乗り替わりが減点になったことを割り引いても、絶対的に自信のある好走パターンが固まってない現状で強気になれない。良馬場でも上がり時計は最弱レベル。計算上は控えた時点で上位から脱落する。とにかく強気に行くだけ。
同日の3歳未勝利よりわずか上回った程度のラップにもかかわらず、後方待機だったアウィルアウェイが僅差で最速上がり。休み明け(211003)の仕上がり早の瞬発力型としては意外なほど弾けなかった。55キロ以上で1回だけ連対という寂しい実績がすべてなのか。いずれにしても今後の見通しが暗くなってきたことが否めない。道悪(000003)で前走と同斤量。馬場悪化回避が大前提になる。
5走前の初ブリンカーから生まれ変わったジャンダルムは人気になって真価を問いたい。以前は掲示板外が指定席だった落ちこぼれが、気楽に乗れる立場が多かったとはいえ、集中力アップで見違えるほど成長した。負けた5、3、2走前の着差はそれぞれ0秒2、0秒5、0秒4差。デビュー2連勝でデイリー杯を制して早熟のイメージだけが先行していたが、内容的にもV字回復後にさらなる成長曲線が計算できるようになったことは間違いない。唯一の懸念材料は距離経験不足。時計云々よりも立ち回りで嫌気が出ないように外から被されない位置取りが好走への道筋だろう。道悪はこなせるイメージが強い。
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