2⇔9、1⇒9、1、6、3 (12点)
デビュー戦がいきなり同日の古馬1勝で3着に相当する時計。ハナを切って最速上がりとなったトップキャストの前走は3着に2秒5、4着に3秒5差が凄さを物語っている。残り4ハロンから11秒台突入のラップでレコードに0秒2差は軽く重賞級。差しが決まりやすい重賞とはいえ、19年ぶりの10頭以下。強い逃げ馬には組みやすい頭数になったことは間違いない。ここも問答無用の逃げで結果は出る。
ジオグリフも残り4ハロンから11秒台突入のラップで最速上がりを制してたが、こちらは翌日の3歳未勝利にも遠く及ばない平凡な勝ち時計。超高速馬場でラスト2ハロン11秒0-11秒2もそれほど価値を見出せるような数字でもないか。直線入口では2、3着馬より手応えが下回りながらの圧勝劇。ひと叩きでさらなる良化がすべてのカギを握っている。いずれにしても父はドレフォン。デビュー戦は当初、千六を予定していたことなどこの馬の課題はスタミナだけ。
リューベックの誤算は前走でハナを切ってしまったことに尽きる。デビュー戦で一番選択してはいけない乗り方をした鞍上は断罪されるべきだろう。いずれにしても追い切りで動いていた絶対的な人気馬が超スローでハナを切れば当然の逃げ切り勝ち。残り1ハロンでフラつき気味となって尻尾もフリフリ。気性の若さという爆弾を抱える馬にとって初戦が追い切り程度の経験値となったことでモマれた際のモロさが出る確率は数段上がっていく。2、4、5着馬は次走で掲示板外というメンバーレベルの低さも決定的。平凡な勝ち時計と強調点のない上がり時計。良血からの人気先行馬で勝っても惨敗しても驚きはない。
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