18⇒1、4、8⇔1、4、8、16、6 (18点)
18⇒1、4、8、16、6 1、4、8⇒18
============大外枠と最内枠================
桜花賞1、2着馬がオークスで両極端な枠順。結論から言えば大幅プラスも大幅マイナスもない。過去10年を重視か、それ以前を重視かの判断でいいだろう。
まずは大外枠。過去10年では死に枠でも過去40年まで広げればむしろ理想的な枠順と言える。
大外枠という定義でまとめれば
90年2着アグネスフローラ(20番枠)先差し
91年1着イソノルーブル(20番枠)逃げ切り
96年3着リトルオードリー(18番枠)追い込み
97年1着メドロドーベル(18番枠)差追い込み
03年2着チューニー(17番枠)先差し
10年2着サンテミリオン(18番枠)差し
11年2着ピュアブリーゼ(18番枠)逃げ
約20年間で7回馬券圏内はむしろ絶好枠とみていい。
対して最内の1番枠になると過去40年で
96年2着ファイトガリバー追い込み
01年2着ローズバド追い込み
04年2着スイープトウショウ追い込み
17年2着モズカッチャン先差し
18年2着リリーノーブル先行
数の上で大外枠より下回り、何より勝ったことがない"隠れ死に枠"。スローになってもなぜか差し追い込み馬の台頭という特異な流れになりやすいオークスだけに、内々で包まれやすい最内枠が必ずしも絶好枠とは言えない理由がここにある。
過去20年で5F通過時のラップは
02年から618、612、620、631、581、591、614、610、606、607
12年から591、596、607、613、598、617、596、591、598、599
近年は若干速めになっているとはいえ、常識外のハイにもスローにもなりにくく、それでも決め手は追い込み型に偏っているのがオークスの特徴。
ウォーターナビレラにはさらなる試練がある。前走の14キロ減は牝馬にとって致命傷になる最悪な数字だ。
過去20年で前走10キロ以上減だった馬は08年トール以外、すべて長距離輸送のない関東馬。前走の大幅減からさらなる長距離輸送はさずかにフィジカルにとっても厳しい条件ということ。
03年2着チューニー(20キロ減)関東馬
06年3着アサヒライジング(14キロ減)関東馬
08年1着トールポピー(10キロ減460キロ)関西馬、2着エフティマイア(10キロ減)関東馬
20年2着ウインマリリン(10キロ減)関東馬
21年1着ユーバーレーベン(10キロ減)関東馬
さらに過去40年の"勝ち馬"で前3走以内に勝ち鞍がなかったのが95年ダンスパートナーと21年ユーバーレーベンだけ。
ダンスは前3走エルフィンS、チューリップ賞、桜花賞ですべて2着。ユーバーはジュベナイルF、フラワーC、フローラSですべて3着。ウォーターの前々走5着をどう判断するかだが、千四の重賞1勝馬が過去の歴史を覆す計算はかなり難しくなった。単というイメージは完全に薄れる。
スターズオンアース中心がしっくりくる。枠順だけで少しでも人気が落ちるならじっくり構えられるだけに好都合。過去10年の大外枠の人気は12年から16、8、18、11、17、16、15、17、5、5番人気。過去10年では人気馬が集まらなかったと納得すれば、過去20年以前の大外枠良績が強調できる。
とにかく桜花賞よりオークス向きを示していた超良血馬。母の妹がオークス馬ソウルスターリング。ソウルもまたデビュー2戦が千八。そこから3戦連続の千六でオークス制覇となった。同じようなローテと近い馬体重、ディープ産駒ほど切れぬが上がり33秒台を経験済みという実績もまたソウル似。少なくても実績馬の中では一番条件ぴたりと合っていることは間違いない。不運な枠順をどれだけ割り引くかの計算だけでいい。
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