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東京裏読み
関東
10R11R
関西
10R11R
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東京11R

3連単フォーメーション8⇒9、17、14、10、16⇒

9、17、14、10、16、4、6、11 (35点)

9、17⇒8⇒9、17、14、10、16、4、6、11 (14点)

3連複フォーメーション8-9、17、14-9、17、14、10、16、4、6、11(18点)

馬単8⇔9、17、14、10、16

微妙な天気予報で雨の降り出しが早まればすべてひっくり返る可能性もあるが、雨はギリギリ降らずの超高速馬場で組み立てたい。とにかく勝ち時計は1分31秒前半以下で瞬発力も求められる予想でいく。水準以上の持ち時計か、極限の上がり時計のどちらかを備えてないと出番なし。
ダービーの結果が象徴的な例。超高速馬場において一番重要なのは極限の瞬発力。次に持ち時計。先週と同じような馬場ならば、内枠の逃げ先行馬も頭に入れとく必要がある。
いずれにしても過去の歴史から上がりは33秒2、3以下の経験がボーダーライン。持ち時計は1分31秒台以下か。これらの数字がフレッシュほどさらなる自信につながる。

これぞハーツ産駒の典型的なエリート。イルーシヴパンサーの前走はまさにイメージ一新の変わり身だった。前々走まで最速上がりを連発中とはいえ、1勝馬で出走できた皐月賞から異次元レベルの成長力で本格化した。千六照準が奏功か、鞍上との相性の良さか。4走前の圧倒的な瞬発力でねじ伏せたことをきっかけに快進撃が始まっている。3走前は微妙な馬場状態でも着差以上の完勝。前々走は好位差しという脚質に幅を出しての圧勝劇だった。前走は半信半疑の重賞だったが、終わってみればスケールが違いすぎたということ。初の古馬重賞で上がりNo2より0秒8も速い最速上がりはGⅠに届く数字。少し内にササり気味ながらも残り100で先頭に立つまでの速さが異次元レベルだったことも後押しする。まだまだ上昇余地を残した内容だけに期待が高まる。さらなる時計短縮に未知なる58キロなどここでハードルは一気に上がるが、勢いづいたハーツ産駒には逆らうべきでない。

本来は絶対的な立場で挑めたはずのシュネルマイスターが海外帰り。しかも微妙な休養期間に嫌気が出る。過去のドバイ帰りにいいイメージがない。決定的になったのが19年3着のアーモンドアイだろう。桜花賞⇒オークス⇒秋華賞⇒ジャパンC⇒トバイを経て連勝を続けていた負けることの許されない絶対女王が安田記念でまさかの取りこぼし。他にも16年11着リアルスティール(ドバイ1着)、18年15着リアルスティール(ドバイ3着)。たった2頭の例だが、歴史的な存在の2頭ならば十分に悪しきローテということ。昨年より斤量4キロ増。2、3走前も56キロでこれまで58キロ未経験というのも引っ掛かる。上がり33秒台が2~4走前だけの経験でいずれもスローでは予想外のハイペースになった際にも不安が残る。ひとまず気配優先。

レシステンシアは前走で距離の限界をはっきりと感じさせた。本来ならば前々が絶対有利だった超スローを最後はアラアラの状態でギリギリ凌いだ内容に何の強調点も見出せない。時計もどうやら1分32秒前後に大きな壁。前走より確実に速くなるラップで上がり33秒前半はどう転んでも計算できないのが現実。たとえハナを切れても全馬の目標になる展開不利。ある程度の時計短縮を見込んでも千六限定の上がり時計No16に大きな変化を望めない。あくまで穴候補。鞍上とのコンビにもすでに天井がみえている。

厩舎なのか、馬主なのか。とにかくマイル路線の馬のレースマネージメントが悪すぎるのがこの厩舎の特徴だ。ダノンザキッドはまさにローテの悪さがスランプ入りを深刻化させている。マイラーとしてまだ確立していないにもかかわらず、前走で背伸びをした千八挑戦。ようやく前々走で復活の手応えをつかみながらも前走の距離延長レースを選んだことですべての歯車を狂わせていく可能性が高まるだろう。時計不足はキャリア不足のいいわけができるとしても、切れ不足は致命的な欠点。上がり33秒台がたった2回だけの4歳馬は経験レベルのイメージが強い。

セリフォスの前走はあれだけ下手に乗っても0秒3差を褒めるべきか、あれだけの完成度の低さで古馬重賞に挑戦させる無謀な挑戦を断罪すべきか。評価は揺れるが、前走は直線を待たずした惨敗覚悟の引っ掛かり具合でさすがにマジック連発は厳しいだろう。キャリア5戦だけで挑む極限決着。大幅な時計短縮=パンクがまず頭に浮かぶ。

基本的に牝馬は異次元レベルの数字を兼ね備えてないと苦戦覚悟の挑戦になる。18年2着アエロリットは1分32秒6が持ち時計No6。19年3着アーモンドアイは二千1分58秒5が持ち時計No1で、何より重賞6連勝中だった。20年1着グランアレグリアは千四1分19秒4が持ち時計No1。
今年の牝馬は最近のレベルより低いことが数字に示されている。ソングラインは持ち時計No2でも単純な上がり時計比較でNo11、千六限定の上がり時計No10。明らかに瞬発力を求められる馬場は分が悪い。
ファインルージュは持ち時計No1だが、これは超高速馬場だったソダシの勝った桜花賞だから大幅な割り引きが必要になる。しかも上がり時計はソングと同じような二桁ランキング。牡馬相手のレースの経験不足も懸念材料。

サリオスの不振はまさに厩舎の不振の生き写し。古馬の芝GⅠ制覇は5年弱の未勝利がすべてを物語っている。ダービーまで挑戦させたマイラーを今度はスプリント戦に挑戦されるという暴挙。スプリント適性を微塵も感じさせない惨敗は精神的なスランプ入りを危惧させるほどの内容だった。馬体の良さが唯一の救いで、距離延長と名手配置。何より良馬場になって高速馬場歓迎のスピード型に復活への最後のチャンスが回ってきたか。すでに引退レベルまで衰えた可能性があるだけにここが最後の審判になる。