10、4、6⇒2⇔10、4、6、12、8、14 (30点)
10、4、6⇒10、4、6⇒10、4、6、12、8、14 (24点)
10-4、6、12-4、6、12、8、2、14、16、9 (18点)
10⇒4、6、12、8、2、14 4⇔6、12、8
乗り替わりの英断ができないためにナムラクレアはこのままGⅠ未勝利が既定路線だろう。とにかく本来ならば自信満々で立ち回れる数字を兼ね備えても隊列で位置取りを決めて同じような仕掛けのタイミング。本来ならば即乗り替わりというレッドカードだが、なぜか同じ鞍上にこだわる不可解さ。鞍上の未熟さを何度も露呈しながらデビュー3戦目からすべてコンビを組んでいることが大きな驚きだ。
掘り下げればこのコンビでの大へぐりはいくらでもある。まずは2年半前のフィリーズR2着。道中は勝ち馬より前々の位置取りだったにもかかわらず、なぜか4角前から鞍上が焦り始めて早仕掛け。4角でわざわざ大回りしたために4角で勝ち馬との位置が前後逆転するという失態で取りこぼした。
2年前の北九州記念3着は4角で内々我慢なら楽に2着浮上も、ここでも焦って早仕掛け。しかもあえて外目のタイト馬群へ突っ込んだためにムチを使えないほど窮屈になって捌けずに終わっている。
3走前のスプリンターズS3着時は3角で1、2着馬がそのまま前々へ行かせたのに対してこの馬はなぜかブレーキで位置取り悪化。最後の着差に直結した。前々走はあまりにも距離を意識しすぎた消極策が裏目に出て脚を余して同タイム2着。極め付けは前走だ。残り300の時点で内にモタれているにもかかわらず、ムチを持ち替えることなくそのまま右ムチを使ったために、再び内にモタれたことで持ち直すために改めてコース変更を余儀なくされたことが敗因となった。ゴール直後に勝ち馬を交わしたという脚を余したことから誰の目からも鞍上の未熟ぶりが露呈されているにもかかかわらず、乗り替わりという制裁なしに驚くのも当然だろう。
いまだGⅠ、GⅡ未勝利だが、名手に乗り替われば楽に2、3勝を積み上げることができた能力の高さ。同じコンビで加点はなく、どれだけ鞍上が足を引っ張るかという引き算がすべての焦点。固定するのは2着か、3着か。または完全見切りか。いずれにしても勝つ姿をイメージするのは難しい。
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