４、１⇔８⇔４、１、９、６、５、13、14　(36点)

４⇒１⇔９、６、５、13、14　(10点)

４－１、９、６－１、９、６、５、13、14　(12点)

４⇒１、９、６、５、13、14　　１⇒４、９、６

アルテヴェローチェは大きな賭けに出たと言わざるを得ない。とにかくシンザン記念を好走した馬は春になると軒並み大惨事になることがここ最近の傾向だからだ。

24年
１着ノーブルロジャーはＮＨＫマイルＣ14着
２着エコロブルームは春のＧⅠ未出走
３着ウォーターリヒトは皐月賞16着、ＮＨＫマイルＣ８着

23年
１着ライトクオンタムは桜花賞８着、オークス17着
２着ペースセッティングは春のＧⅠ未出走
３着トーホウガレオン春のＧⅠ未出走

22年
１着マテンロウオリオンはＮＨＫマイルＣ２着、ダービー17着
２着ソリタリオはＮＨＫマイルＣ11着
３着レッドベルアームは春のＧⅠ未出走

21年
１着ピクシーナイトはＮＨＫマイルＣ12着
２着ルークズネストはＮＨＫマイルＣ10着
３着パスラットレオンはＮＨＫマイルＣ中止、ダービー15着

20年
１着サンクテュエールは桜花賞６着、オークス13着
２着プリンスリターンはＮＨＫマイルＣ15着
３着コルテジアは皐月賞７着、ダービー12着

19年
１着ヴァルディゼールはＮＨＫマイルＣ６着
２着マイネルフラップはＮＨＫマイルＣ11着
３着ミッキーブリランテは春のＧⅠ未出走

18年
１着アーモンドアイは桜花賞１着、オークス１着
２着ツヅミモンは桜花賞９着
３着カシアスはＮＨＫマイルＣ10着

好走馬の春の不振はもとよりメンバーレベルが低いことが最大の要因だが、仕上げの難しい正月明けを使うこと自体にも問題がある可能性は極めて高い。このレースをきっかけにスランプ入りやこのレースを最後になっている馬もいることがその証。暮れのＧⅠで１人気になるほどの期待馬がこのレースを使うことが最悪なマネジメント。なおかつ馬をだめにするレースであることは過去の傾向からもはっきり示されている。
陣営にはアーモンドアイの残像が強く乗っているだけ。古馬になってＧⅠ馬になった21年１着ピクシーさえ、春には大惨敗していることから、仮にここを勝ってもその後のスランプ入りはアーモンド級以外は避けられなくなる。
いずれにしても前走は乗り替わりが完全なる裏目。超スローを見極めきれずただただ折り合いだけを意識した結果が、直線を待たずしての折り合い難とギブアップ確定の位置取りの悪さを誘発した。前走はダメージの残りやすい負け方。短い期間での復活そのものが危ぶまれて、前々走までのイメージからかなりの減点が必要になった。ここを勝っても負けても先細りへまっしぐら。