
5、4、7⇔14⇔5、4、7、18、3 (36点)
5、4⇒3⇔5、4、7、18、3、1 (20点)
14、5-14、5、4-4、7、18、3、1、15 (16点)
14⇒5、4、7、18、3、1 5、4、7⇒14 5⇔4、7
通算(511200)。エリート路線を歩み始めたとはいえ、アドマイヤテラは二千四の重賞で確信を持てないのが本音だ。少なくても現代競馬の差し馬が上がり33秒台以下を未経験はかなりの致命傷で格下感が否めない。二千二、二千の持ち時計がそれぞれNo7、15。基本的なスピード不足も追い打ちとなるが、パワー馬場になったことは唯一の救いだろう。無尽蔵のスタミナを活かせる乗り方と流れになるかどうかがカギだが、これまでの対戦相手やレースレベルはかなり低かったことは頭に入れときたい。
菊花賞馬はその後、二千五以下を3戦して6、3、14着。2着ヘテンドールはその後、ダイヤモンドSと天皇賞春を連勝。4着ショウナンラプンタは2、4、3、4着と勝ち切れない。5着ビザンチンドリームはフランスで勝ったとはいえ、勝ち時計は二千四2分28秒台。レースの上がりラップが残り4ハロンから11秒台に突入したことからも、生粋のステイヤーに有利な流れでスタミナ型が上位を独占したことがうかがえる。
前々走は2、3着馬が前2走で二桁着順を連発中だったことからも典型的なロートル集団の集まり。極め付きの低レベルなレースが前走だった。過去10年で前半5ハロン通過がワーストタイムという超スロー。それでも最速上がりが33秒台に突入しなかったことが決定的な証となっている。しかも2着馬ホーエリートが次走のオールカマー3人気であっさり馬券圏外。3着マイネルクリソーラがここでキャリア初の重賞3着以内ならばいいわけ無用のレベルの低さだろう。少なくても現時点でGⅠを勝ち負け可能な数字は皆無。ひと夏を越えて3歳並みの成長力が求められる4歳馬は人気ほど凄みは感じない。
ドゥレッツァはドバイ帰りにありがちな典型的な不完全燃焼で終わった。数字以上に馬体の寂しさで仕上げの誤算や乗り替わりが完全裏目をにおわす道中の行きっぷりの悪さなど、プチスランプが否めなくなるほど別馬のように落ちぶれた。そもそも3歳以降に勝ち鞍なしの5歳馬が厄介なレースマネジメントによって自ら不振に陥ったか。目先の賞金ほしさなのか、59キロの金鯱賞や日本馬が苦戦を強いられてきたイギリス遠征の2戦も首をかしげたくなる悪手。惨敗の天皇賞春は論外としても、ジャパンCは上がりNo4、前走は上がりNo10。これまで最速上がり5回の瞬発力型は単なる一過性のポカと割り切れない屈辱的な鋭さ負けに衰え始めを感じている。ある程度の経験があっても二千二、二千の持ち時計はそれぞれNo4、7。スピード勝負に対応できるような裏付けなしはこれまでもこれからも同じ。少なくてもじっくり直線まで我慢させるような前走の乗り方は合ってない。道悪は未知数でどちらに転んでも驚かない。
ショウナンラプンタもまたドゥレッツァに似ている。勝ち鞍は新馬と3歳1勝の2つだけ。2度の重賞2着で賞金加算されたが、行き過ぎてはいい脚が一瞬で終わり、置かれすぎては届かないというもどかしいレースが続いている。長距離戦ならばある程度の価値を見出せるとはいえ、時計勝負にも瞬発力勝負にも限界が見え隠れしてきた4歳馬には経験と時間がほしいのが現実か。取りこぼしを連発してきた前任騎手にこだわりすぎが出世の速度を大きく緩ませた元凶で、すでに修正不可能なほど変わり身が望めなくなっている。負け続けても後方待機から脚を伸ばすような単純な乗り方を連発。そのまま打開策を見出せぬままで一変して乗り替わりの連発はさらなる混迷を生むだけ。初の道悪で驚くような巧者ぶりを期待するしかない。
キャリア3戦目、初の二千でいきなり1分58秒0を叩き出しているサブマリーナに距離の壁はない。その時計がここで持ち時計No3にさらなる驚きだが、その直後には初の二千二で4馬身差の横綱相撲となったことにもインパクトを残している。レース経験や重賞経験が少なくても初の重賞挑戦となった前々走で最速上がり。前走も最速上がりにわず0秒3劣った上がり時計ならば、古馬重賞相手にも遜色ない瞬発力型として自信の徹底待機策だろう。距離云々より休み明け(311100)から叩き2戦目(000100)という微妙なローテの方に若干の不安だが、前3走以内で2回以上の上がり33秒台以下を叩き出した唯一の馬が理想的な流れで淡泊に負けることはない。
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