
1、8、5⇒7⇔1、8、5、4、3、6 (30点)
1、8、5⇒1、8、5⇒1、8、5、4、3 (18点)
1-7、8、5-7、8、5、4、3、6 (12点)
1、7、8、5
馬場管理に失敗して超高速馬馬へ変貌した今年の函館は数字を額面どおりに受け取れない。マルガの時計はまさに象徴的。レコードとはいえ、同日の3歳未勝利で1分47秒3。当週だけでも3つのレコード更新だけに、ごく標準的な時計だったと割り切る必要がある。いずれにしても血統的なブランド力だけで人気先行しやすい血統馬。2着以下6頭中3頭が勝ち上がりでもいぜん半信半疑。
常識的にはタイセイボーグ中心だが、どうにもレースマネジメントの悪さには引っ掛かるところがある。前走を使うならば千六デビュー。前々走を使ったならば京成杯2歳S狙いが王道、常識ローテだが、どうにも一貫性のないレース選択は解せない。あれがだめならこっち、こっちがだめならあれを使うという自転車操業的なレース過程。牝馬限定だけに使ってくることは納得でも、圧倒的な瞬発力で振り切った前々走と最速上がりより0秒6も遅かった上がりNo3の前走は明らかな落差があることも事実。現時点で時計と瞬発力を同時に求められると厳しいか。いずれにしてもこの馬にとって恵みの雨。
フィロステファニの前走は最小レベルの経験値という評価だ。レコード馬場にもかかわらず、各馬が引っ張り込んで道中は13秒台を連発。正味残り3ハロンの競馬だけに上がり32秒台に何の驚きもない。むしろそれでもラストを10秒台で走れなかったことにメンバーレベルの低さも感じさせる。本来なら直線を待たずしてのギブアップ確定の折り合い難だった悪癖をどこまで修正してくるか。越えなければならない課題が多すぎる。
距離の延長短縮を繰り返して、ひと回り成長がほしい馬体も停滞。走るたびに成長をうかがえるのは瞬発力だけ。レディーゴールはデビューから上がりNo3、2、1と尻上がりの数字が唯一の強調点とはいえ、千四を使いながら上がり33秒台以下が未経験は本質的、将来的に瞬発力勝負が強い、または得意とまで言い切れないレベルになる可能性が高まっている。馬体増が前提。
マルガ以上にハッピーエンジェルの前走は眉唾物。典型的な少頭数競馬の前残り。各馬が行きたがらず、同日3歳未勝利より5ハロン通過が1秒4も遅いラップとなれば逃げ切り当然。しかもこの馬自身が上がりレースラップで11秒9-11秒2-11秒1を刻めば後続馬はなす術がない。展開の利と馬場に助けられた前走はあくまで"棚ぼた勝利"。ここで真価を問う。
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