9→3、4、13、14 ジョーカプチーノは見た目の悪さを無視しなければならない。短距離に路線を固めて大化けする勢いが出てきた。前走は抜群の反応の良さから直線入口で一気に突き放す強さ。着差以上に楽な勝ち方で久しぶりの重賞制覇にリーチがかかっている。死角は馬よりも鞍上に絞っていい。ダービーは馬より鞍上がパニック。馬場を考慮すると短距離並みのラップ。大一番を無様なレースで終わらせた鞍上の乗り方はある意味衝撃的だった。追い込み馬にこれだけ偏って絶対的に前々有利な展開。単純な能力比較でもまともに乗れば楽勝が浮かぶが、鞍上が重賞でプレッシャー負けの連続だった過去のイメージも相当強い。鞍上の資質が問われる一戦。 スプリングソングはダメージの少ないキャリアで年齢以上の若さがある。前走は初重賞制覇になったが、まだまだ上昇余地を残している6歳馬。前走は長期休養明けから叩き2戦目だったが、直線で3頭の追い比べから完全に2頭に差されながらもゴール前、差し返す力業が器の違い。大型馬とはいえ、年齢的に急激なダイエットにプラスがなく、前走からの反動が不安材料。 ジェイケイセラヴィは未勝利に終わった6歳時とはいえ、ピークだった2年前と遜色ない状態の良さを保っている。昨年は重賞で2着2度、前走も直線半ばまで前が壁で追えない不利がありながら、最速上がりの33秒5が年齢以上の若さの証。コース2度目で前走以上のパフォーマンスを期待。 スカイノダンは恵まれたハンデで色気が出てきた。同じコンビではっきり限界がみえた現状だが、常に展開ひとつという接戦の連続なら無視できない。前走も直線で何度も前が詰まるという最悪な乗り方で0秒2差。 ショウナンカザンは直線平坦が合っている。勝てる手ごたえがありながら、もうワンパンチ足りなかった前々走から前走で一変。内々で前が開かなかったが、直線半ばからの瞬発力はこれまでのイメージを一新させる鋭さがあった。内枠も好材料。
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