3−13、8、7、2、10、11 3→13、8、7、2、10→ 13、8、7、2、10、11、6 (30点) 13、8、7→3→ 13、8、7、2、10、11 (15点) 3−13、8、7− 13、8、7、2、10、11、6 (15点) 以前の重賞では掲示板も遠かったが、3走前、前々走でかなりのレベルアップがうかがえるヤングアットハート中心。3走前は直線半ば、前を横切られて少しひるんで逆手前になったが、そこから再加速して0秒3差に迫った二千1分58秒7の時計で本物と確信。前々走はゴール直前の伸びがメンバー中一番だったことを考慮すれば、単純に今回同斤量になるキングトップガンと比較してもヒケを取らないだろう。前走は自己条件で1頭だけ別次元のレース。余裕十分のひとマクりで2分割れなら、ダメージの残らないベストのステップレースとなった。パンパンの時計勝負になる高速馬場より、パワーが求められる洋芝コースに適性の高さ。 トーセンジョーダンは今年を占う大事な一戦になる。展開に恵まれた有馬記念、過去10年でワースト2の時計だったAJCC、一流馬と能力差を感じさせた宝塚記念から、どうにも今ひとつ吹っ切れない。結局重賞勝ちとなったアルゼンチン共和国杯も2着は重賞未勝利のジャミール、3着は長距離砲のコスモヘレノスというGUと思えぬメンバーに恵まれたことが最大の勝因だった。ハードルが下がったレースでどこまで威厳を取り戻せるか。素質的には別格の存在。 レッドディザイアの前走は体調の悪さと乗り方の下手さが重なった。GTとして超スローを離れた後方の位置取り。直線だけで追い上げたブエナビスタ以外の上位馬がほぽ前残りだったことからも、徹底待機で勝ち負けに持ち込むことは不可能だったことがわかる。上がり時計はメンバー中No2の鋭さにわずかな光がみえてくるが、陣営は海外にこだわり、鞍上はGT、GUになるとイップス現象。ウオッカ、ブエナビスタと接戦の記録がありながら、国内重賞は秋華賞の1勝だけという寂しさに歯がゆさを感じるだろう。それでも休み明けとはいえ、今回の状態は前走時と雲泥の差。ある程度の仕上げとまともに乗れば、55キロで無様な競馬になることはない。鞍上得意の4角ブン回しだけは避けてほしい。 キングトップガンの2連勝はあくまでハンデ戦。今回GT馬の登場で初めて底力が問われるレースになる。前々走は最後の上がりレースラップが13秒2というバタバタ、前走は翌週の500万より1秒2上回った数字はいかにも物足りない。好調馬としてもこれ以上の劇的な変化が望めない8歳馬で、前2走を基準にするとワイドラインが限界か。 コスモネモシンの前走は欲を言えばもうワンテンポ仕掛けを遅らせれば勝っていただろう。直前の大雨で5ハロン通過58秒3はハイペースに近いラップ。3角過ぎから大マクりで直線半ばの一旦先頭にレベルアップがうかがえる。最後差し返されたのは相手が強すぎたと納得して勢いを重視。 高齢馬のアクシオン、ダンスインザモアは状態そのものは悪くない。アクシオンは引っ掛かる折り合い難の中、直線勝負に賭けて0秒3差。ダンスは9歳馬と思えぬ2戦連続の最速上がりで古豪復活を予感させている。 外枠だけが敗因ではないマイネルスータリーは、鞍上がプレッシャーを感じない人気になって怖さが出る。このコースでは水を得た魚状態の(5003)。不発に終わった前走でも0秒6差ならば、叩き3戦目で走り頃。
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