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京都裏読み

関東
9R10R
11R

関西
1R8R9R10R
11R12R

WIN5


 

京都11R馬複14−18、10、13、5、8、11

3連単1着固定BOX14→18、10、13、5、8、11

3連複1軸BOX14−18、10、13、5、8、11

オルフェーヴルに死角はない。すでに勝負付けは済んでいる相手で、ごく普通に乗りこなせば圧勝が浮かぶのも当然だろう。ひとまず距離不安のあったダービーが3着馬と1秒4差。道悪にもかかわらず、34秒8の瞬発力。メンバーNo3の馬より、1秒6も速い上がり時計で悪化した馬場でも不安要素はなくなった。前走はドリームジャーニーが勝った年と比べて5ハロン通過で4秒7も遅い超スローだが、二冠馬の貫禄勝ちの内容ならば文句なしの試運転。最後モタれたのはご愛嬌。仮に本番で同じ悪癖が出ても、直線半ばでほぼ勝負が決まる独特のレースならば、モタれてもラチに頼れるだけに大きな減点にはならない。自分の競馬に徹して三冠達成。

ウインバリアシオンは好馬体で帰ってきたが、前走の敗戦は陣営もショックが大きいだろう。瞬発力勝負なら本番で希望がみえていたが、ほぼ馬なりで快勝した相手に上がり時計で劣る失態。青葉賞、ダービーと続いていた最速上がりの切れ味が通用しないとなるとほぼ終戦か。勝ちにこだわるというより、自分の競馬に徹するだけの他力本願型。相手が早仕掛けから失速する下手乗りを待つしかない。

相手筆頭にはショウナンマイティだ。ようやく呪縛から解放されて意外性の期待できるコンビ誕生が何より強調点。弥生賞まで徹底した待機策の教育をしていたにもかかわらず、青葉賞でまさかの早仕掛けからの失速。今までと同じように乗れば、少なくてもダービー出走はクリアしていたレース内容だったことは着差からもはっきり伝わる。前走は再び徹底待機からテン乗りの鞍上が脚を計るトライアルらしい乗り方で、見せ場十分の瞬発力に本番での大化けを予感させる。

オルフェが負けるなら前残りだけ。天気回復で再びレコード連発が可能になる絶好の状態になると、ある程度先行馬が飛ばしても止まらない。レコード勝ちのデビューから不完全燃焼の競馬が多かったロッカヴェラーノは前々競馬が確実な条件になって色気が出る。馬群の中から速い脚を使えなかった前走が象徴的なレース。控える競馬で限界をみせれば人気的にも失うものはない徹底先行が自然な選択。

前走は超がつくハイペース。最速上がりからの好位差しでフェイトフルウォーは見事な変身だったが、体型的にはどうにも中距離ベストが否めない。クラシックの不振が単なる鞍上とコンビ間の悪さだと割り切っても、さらなる距離延長で主役としては物足りない。初の関西遠征でまずは落ち着きが絶対条件。

ベルシャザールの前走は負けて強し。この馬の位置取りでもハイペース。千八でも速すぎる5ハロン通過が57秒5の超ハイペースの経験で、ひと回りのレベルアップは計算できるが、これまで安定しない鞍上が大きなネックになる。掛かる気性の悪癖持ち。前々走とのコンビ復活でも三千で折り合えるかどうかは未知なる領域。馬群の中よりラチ沿いの位置取りがベスト。

サダムパテックはここにきて折り合い難からのポカのイメージが強まっている。馬場云々よりダービーは折り合いを欠いていた事実。前走もギリギリ折り合ったというレベルでは未知なるマラソンレースで強気になれないのも当然か。前走が脚を計った乗り方で反応の良し悪しの差が出れば、今度はもっと積極的に動くはず。いずれにしても名手頼り。

土曜日の1000万で芝二千が1分58秒4。菊花賞が例年どおりの3分5秒台の決着になると確実に瞬発力勝負に強い馬が上位を独占する。スローの上がり勝負ならば、オルフェはもちろん、ウインサダムの有力馬にスローに強いディープ産駒のトーセンラーも展開ひとつ。ダービーは終始馬場の悪いラチ沿いを走らされただけで、距離延長で見限ることはできない。同じディープ産駒でもフレールジャックは見切っていい。折り合いだけに専念しなければならない気性の激しさは距離延びてさらなる試練が待っている。流れ無視でどのみち最後方から馬群に入れてなだめるしかなくなった大外枠を引いてギブアップ状態。前5走で最速上がりが3度もあるシゲルリジチョウが大穴候補。前走は明らかに数字どおりの太めで、離れた後方から一気差しは時計以上の強さが感じられた。