15→2、6、8→
2、6、8、12、16、1 (15点)
2、6、8→2、6、8→
2、6、8、12、16、1 (24点)
クリスマスは突如現れたスピード馬だ。この馬の兄弟も母も母の兄弟にも目立った活躍馬はいないが、前走のレースぶりを見る限り、相当な奥を秘めている。まだまだ未完成の段階。とにかく馬体には洋芝微妙な非力さを感じるぐらいで、フットワークも少しフワついた子供っぽさを露呈していた。それでも直線入口で一気の加速。半ばには勝負を決めて早めに流してレコード勝ちならば、文句のつけようがない。本気で追えば軽く1分8秒台。時計ひとつ違う絶対スピードならば、ハナにこだわらなくても圧倒できる力関係か。いずれにしても単あって連なしタイプ。最低でも番手の位置取りはキープしたい。
今年のマイネル軍団は2歳戦を勝ちまくったひと昔前の勢いとダブる。父が南関東で重賞12勝のナイキアディライト。目立つ兄弟馬も不在だが、マイネルディアベルは大人びたレースぶりに好感が持てる。関東馬がデビュー戦を関西遠征で続く2戦目が福島。それでも馬体を増やして、先行差し自在に立ち回ったレースぶりは数字以上に胸を張れる。逃げ争いの直後でどれだけ脚をためられるかがポイントになるメンバー構成。絶好枠を引けば完成度の高さを強調したい。
オールパーパスはエンジンのかかりの遅かった内容を初戦と割り切るべき。最後きっちり差せたのは上がりレースラップに1秒の落差があったからとも受け取れるが2、5着馬は次走きっちり勝ち上がって3着馬は次走も3着。4着馬が次走2着ならば、確かなレースレベルとして数字以上の凄みを感じる。
差し馬に注目は当然だが、ファイトバックに注目しづらい。クリスマスとの比較で圧倒的に劣っている数字は無視できない。前半3ハロン通過でほぼ2秒遅く、4ハロン通過で約3秒遅く、5ハロン通過で2秒半遅いファイトの前走は、クリスマス比較となるとまさに大人と子供の差。強調点がまったく浮かばないのも当然だろう。上位馬はジリ脚揃いの低調さが追い打ち。
少し頭の高い走法で見た目に不格好に映るファソンは逃げ馬確定でいいだろう。これだけ同型が揃って未知なる距離延長。モマれ弱さを懸念させるフットワークならば、ごく普通に前走は単騎逃げという展開の利だったということ。ひとまず経験レベル。
キタサンラブコールも頭の高い走法。並ばれて抜かせぬ勝負根性は評価できるが、典型的な逃げ馬らしいレースぶりでは取捨に悩む。完成手前の2歳重賞はやはり経験がすべて。距離はもちろん、1戦より2戦のレース経験が結果に左右されるならば、デビュー戦から大幅な成長がうかがえたプラチナティアラ、ヴァイサーリッター、テルミドール狙いも悪くない。 |