13→8、3、7、14、10、11→
8、3、7、14、10、11、17 (36点)
8、3、7→13→
8、3、7、14、10、11 (15点)
13-8、3、7-
8、3、7、14、10、11、17、1 (18点)
直線競馬の経験が大きく左右する重賞。加えて安定した先行力があれば、文句なしの主役になれる。ハクサンムーンはわずか1度だけの経験でも、圧倒可能な実績を誇る。昨年のこのレースで4着。1000万で勝ち上がりの直後だったことを考慮すれば、0秒3差の54秒5は予想以上の走りだったということ。古馬相手のキャリア2戦目の結果で、何より直線競馬が初挑戦の厳しい条件。あれから重賞ホルダーとなってGⅠ高松宮記念ではレコード決着から0秒2差の3着ならば、ごく普通に昨年以上の走りが計算できるだろう。厳しい斤量を背負って休み明け2着の前走で現役最強レベルのスプリンターと確信。
パドトロワは経験、実績に文句ないが、やはり未知なる59キロの斤量で危うさを秘めている。58キロも4度目でようやく結果を残した前走でも、中身は相当低い。同日500万より前半2、3、4、5ハロン通過がすべて下回り、結局勝ち時計も0秒4遅い数字にレベルの低さが表れている。前が残って当然のラップで展開の利がすべてとすれば、行きたい馬が勢ぞろいの相手でさすがに59キロを背負って主役としては頼りない。昨年から3キロ増の斤量で挑む6歳馬。少なくても54秒2を上回る計算はしづらくなった。
脚質的に狙いづらいが、プリンセスメモリーは大駆け可能な数字が揃っている。まずは直線競馬を経験済み。デビュー2連勝、クイーンC2着でその後勢いの止まったことから早熟評価に固まりつつあったが、随所に打ち破る結果を残してきた元エリート馬。2年前の阪神牝馬Sでは最速上がりからカレンチャンの0秒6差。1600万では3戦連続4着、3戦連続2着で前々走大敗からようやく前走の勝ちにつなげてオープン入り。ここ6戦で3度の最速上がりの切れ味なら、まだまだ成長が期待できる6歳馬ということ。実績より勢い重視。
直線巧者のアフォードは侮れない。新潟直千(1211)で馬券を外した1戦は昨年のこのレース。1600万を勝ち上がった直後のローテーションで、絶対的に少なったオープンでのキャリアの差がモロに出た結果だった。ここ5戦は低調なオープン相手とはいえ、負けても0秒5差。とりわけ前走は絶対的に前々有利だった流れでパドトロワに0秒4差ならすでに射程圏。
数字的には互角以上でも、スギノエンデバーはさすがに割り引きが必要だろう。矯正不可能なスタート下手。シルクロードS、高松宮記念、函館スプリントでは最速上がりの切れ味でも、未知なる距離で差し切るイメージが浮かばない。あくまで経験レベル。フォーエバーマークの取捨に悩む。逃げ切り当然の前走で最後失速が象徴的なこの馬のモロさ。展開に恵まれるか、時計に恵まれるか、どちらに条件が偏らないとワイドラインも厳しいか。いずれにしても上がり33秒台はデビュー3戦目だけ。その後は34秒で大きな壁に当たっているジリっぽさはレベルが高くなれば致命的となる。
直線競馬の経験が豊富でもビラゴーティアラは苦戦を覚悟しなければならない。55秒前後ではっきりスピードの壁に当たっている現状が数字に表れれば、オープン相手には微妙な力関係。レオパステルも同様の悩み。これまで新潟直千(1200)でも3戦すべて55秒台で、これ以上の躍進がイメージしづらい鈍い成長度。同じ格下でもリトルゲルダは意外性に注目できる。デビューのダート戦を除けば、負けても0秒8差の安定感。デビュー2戦目から5戦目まで新潟直千を経験してデビュー3戦目には早くも54秒台。上がり31秒台のケタ違いの数字を叩き出している。スタート、行きっぷり、馬体良化の前走がいいステップ。 |