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小倉裏読み
関東
11R
関西
11R
ローカル
11R

小倉11R3連単1軸マルチ7→15、2、14、11、10 (60点)

3連複フォーメーション7-15、2、14-

15、2、14、11、10、5、13 (15点)

手ごろなハンデに魅力ある馬が集まった。ツルマルレオンは不完全燃焼に終わった前走が結果いい試走。いつものように後方からで4角前にこれから仕掛けようという際に前の馬が急に内から外へ動いたため、急ブレーキをかけて万事休す。短い直線にもかかわらず、そこから立て直して0秒6差まで迫れたことに驚く。3走前の重賞最速上がりの末脚自慢で、パンパンの良馬場、極限に近い瞬発力勝負が求められる条件は望むところ。小倉(1000)が意外な小回り適性の証。前々走は鼻出血で度外視。

器用さと時計が求められる高速馬場にも対応可能で、何より千二(5002)のバーバラ。前走は時計の出やすい馬場だったとはいえ、ここでメンバー最速の持ち時計No1は胸を張れる数字だ。デビュー2戦目で1分8秒5から意外なほど時計短縮に時間。大きな壁に当たっていた時期は長かったが、一気に花開くのがディープ産駒。強気の先行策でギリギリ凌いだことを評価したい。最後アラアラになったのは道中掛かり気味だったからと割り切る。

ハノハノは切れる脚がないが、手薄なオープン相手なら展開ひとつのレベルということを前3走で証明している。とにかく徹底したスプリント路線。ここ9走は負けても0秒8差以内。1600万初挑戦だった1戦を除けば、負けても0秒3差以内の絶対的な安定感を誇る。小倉(4008)でも1着4回、5着4回、着外4回。ここ2年の小倉で掲示板を外した2戦は0秒5、1秒差なら力が入る。

サドンストームには色気を感じない。前走で初の上がり33秒台突入は地力強化の表れだが、脚質的にパンパン良馬場の時計勝負では分が悪い。千二(4027)でも1分7秒台はわずか2度だけ。4勝中、1分7秒9の1勝が唯一の強調点で、ほか3勝はすべて1分10秒台より遅い時計になっている。典型的な混戦要員。パンパンの良馬場より渋り目の馬場が好みで、時計が求められる条件で好走のイメージが浮かばない。

サドンが前日3番人気で1番人気がマイネルエテルネルには正直驚く。陣営が夢を見続けて生粋のスプリンターにもかかわらず、条件の合わない距離を使い続けたことがスランプの要因で、適距離に戻した前2走がこの馬本来の姿としても、まだまだ発展途上の3歳馬であることは間違いない。前々走は同日500万より遅い勝ち時計で着差や上がり時計ほど価値がなく、前走は直線で終始ササりながらの真っすぐ走らせる矯正追いならば、突然の大雨で時計がかかったことを割り引いてもここで大変身を遂げるような計算が成り立たない。これまで経験したことのないラップを刻まれてもがく姿が浮かぶ。

同じ差し馬でもスギノエンデバーは違う。4走前のGⅠで最速上がり、3走前は上がり32秒台、前々走は馬群を捌くのに時間がかかりながら最速上がり。重賞わすが1勝でも、前々走で10度目の着差0秒6以内を記録した。矯正不可能なスタート下手は納得としての狙い。前走もスタートギブアップのミスでまったく流れに乗れなかった使うだけのレースならば、小倉(4011)と意外な小回り適性の条件で巻き返す。

ザッハトルテキョウワマグナムも黙ってない。ザッハは自身ピークを示すレースぶりで、5走前から前々走まで自己ベスト更新の連続。前走も久しぶりの千二で自己ベストに0秒3差に迫る時計なら文句のつけようがない。キョウワは1年のブランクから立ち直れるシグナルが出た。前走は馬体良化、メンバーNo5の上がり時計なら胸を張っていい。長期休養から再びひと息入ってレコードに0秒8差など、数字的にはっきり上昇カーブを描いている。