10、6、8→10、6、8、4→
10、6、8、4、1、9 (36点)
マイネルフロストの強さはやはり本物だった。上がりレースラップが10秒台の含まれる極限の瞬発力勝負だったデビュー戦を圧倒的な鋭さで圧勝。前走は古馬オープン馬を追い切りでアオる状態の良さがそのまま結果に直結して、最後は底力の差で差し切った。前走時とは比べものにならないほど馬場悪化だが、まだまだ良化余地を残す馬体にもかかわらず前走の強さなら難なくクリアするイメージは浮かぶ。ひと叩きでさらなる成長を期待。
同タイムだったマイネグレヴィルも決定的な差はない。前走は単なる反応の良し悪しの差。すべての馬の目標になった位置取りを考慮すれば、勝ち馬以上の価値を見出せる。前々走は終始外から突かれながら直線半ばでセーフティリード。稍重に近い良馬場で上がりレースラップ11秒8-11秒8-12秒0なら、前走の結果は順当だろう。パワー馬場は願ってもない条件。
強引なハナが奏功したとはいえ、オールステイの前走のレースレベルは侮れない。2着ツクバアズマオー、4着ウインレーベンが次走あっさり初勝利。2着馬より手ごたえが下回りながら終わってみれば最速上がりの完封勝ちが大物の片鱗で、バランスのとれた馬体と先行力に現時点での完成度の高さがうかがえる。稍重に近い良馬場1分52秒台、キャリア1戦でも格下感はまったくない。
ハイアーレートはセンスの良さを強調する。向正大マクり正解の超スローを二段加速からの横綱相撲。数字よりも見た目のインパクトを強調。レッドリヴェールは4角前に一気の仕掛けからギリギリ届いた。上がり33秒3ほどの切れ味を感じなかったが、初勝利がレコード勝ち、新潟2歳S3着のピークトラムより上がり時計が0秒7も上回って1秒差の完勝なら化けても驚かない。バウンスシャッセは頭の高い走法で、直線では右へ左へという真っすぐ走らせるのに苦労する悪癖露呈を嫌った。 |