5、2⇔5、2、11、6⇒
5、2、11、6、9、7、1 (50点)
ユールシンギングの復活は近いと確信した。昨年の新潟大賞典勝ちから突然の大スランプ。最悪な休養でリズムを崩したこと、相手が上がったことなど数々の要因はあるが、一番の要因は斤量泣きの可能性が高まった。新潟大賞典勝ち以前も57キロで掲示板を外していた前歴にもかかわらず、前走の自身、最速上がりが復調の兆しというはっきりしたシグナルは見逃せない。前走より1キロ減でイメージどおりの距離短縮で、逃げ先行馬が引っ張る形も理想的。無様な競馬になることはない。
サトノアラジンはディープ産駒特有の勢いが出てきた。以前は極端な瞬発力勝負だけの出番だったが、圧倒的な強さだった前走快勝でイメージを変えた。追ってから一瞬にして先頭に立った姿はまさに凄みそのもの。ディープ産駒の典型的な本格化として扱わなければならない。3戦連続の最速上がり、前走の時計で走れば圧勝可能なメンバー構成なら、押せ押せローテは無視できる。いずれにしても直線捌きやすい流れで不発はない。
エイシンヒカリは受難の馬場状態だろう。瞬発力上位がそのまま好結果。切れ味を求められるレースでは太刀打ちできない可能性もある。確かに5走前に叩き出した自身の最高上がり32秒8はこのメンバーNo2だが、同日未勝利二千二より5ハロン通過が1秒6も遅いという考えられない超スローで当然の32秒台。前4走の上がり35秒で壁になっているのが現状の瞬発力ということ。平均~ハイペースでハナを切れるかどうかだが、体内時計が狂っている鞍上には酷な注文か。
マイラーのフルーキーの取捨は難しい。確かに前2走は直線でうまく捌けなかったことが響いた。前々走は直線で前が壁になって右往左往。ほぼギブアップ状態だったが、ラチ沿いをコース選択して驚きの3着。前走もラチ沿いを狙ったが、前の馬にコースを取られて再び外へ立て直すロスがあって0秒2差なら納得の5着。休み明けで持ち時計に0秒2差まで迫って、上がり時計は自身のベスト。重賞ロードに入ってもまったく勢いに陰りはない。これだけの実績や勢いがあっても本質、千六(312210)のスピード型。ひとまず試練か、飛躍か。両極端な結果を覚悟。 |