11、12⇒11、12、1、2⇔
11、12、1、2、13、3、4 (48点)
11-12、1、2、13、3、4
器用さと底力を兼ね備えれば福島初経験でも攻略できる。千六、千八の持ち時計ベスト。二千も2分を軽く切る持ち時計ならば、少なくてもこのメンバーでレベルひとつ抜けた存在。グランデッツァにとって走る条件が揃った。スローの瞬発力勝負では分の悪いジリな先行馬で、単純に上がり時計を比較するとここではNo11。33秒台の経験がなく、二千限定では35秒4が自身ベストの上がり時計からも瞬発力は二流レベルということがうかがえる。前々走は逃げ馬の大逃げで理想的な流れから2着に好走。前走は無理やりの好位差しが裏目。終始行きたがって自身のリズムを崩せば、鞍上はもう気がつくはず。平均~ハイペースで立ち回って本領発揮の実力馬。トウケイの大逃げで前々走の再現が浮かぶ。3年ぶりの重賞勝ちに王手。
5歳になってようやく古馬の重賞初挑戦だったマイネルディーンは体調が整えば減点はない。完全燃焼タイプは二千に限ると3戦連続で2分割れ。直線完全に行き場を失った前走で上がり時計の自己ベストを更新など、レベルアップしていることは数字的にもはっきり伝わる。仕上がり早の休み明け(201001)、小回り巧者の福島(102000)で条件的に文句なし。
アルフレードの上昇カーブは本物とみたい。二千で予想外の好走やジリっぽさを払拭する久しぶりの最速上がりなど、前走はターニングポイントになるレースになりそうだ。ロスなく立ち回って、数字ほど切れ味を感じられなかったが、それでも超スローを直線一気に追い上げた瞬発力なら展望が開けたということ。
スローに強い差し馬としてもレコンダイトの福島コース替わりはマイナスイメージしかない。東京、阪神、京都外コースに良績集中でいかにも直線の長さが生命線のタイプ。時計不足も明白で、約1秒以上も時計を詰めないと太刀打ちできない現状ではなおさら厳しい。
トウケイヘイローは無意味な海外遠征で深刻なスランプに陥った典型的なタイプだ。わずかな光さえもみえない現状。自分のスタイルに持ち込んでも早々に脱落するレース内容は年齢的にも時間切れが迫っていることがうかがえる。前々走は鞍上のペース音痴で度外視できても、前走は残れるラップを刻んで大惨敗。ひとまず入着目標に浮上のきっかけ作りに専念。
試行錯誤のヒラボクディーブは正念場が続く。馬体の良さと結果が直結しない歯がゆさだが、前走はスローに泣いたと割り切れば、前々走の上がり33秒台から持ち時計更新でひと筋の光がみえてきたのは確か。いずれにして小回りとブリンカー外しの刺激待ち。 |