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東京裏読み
関東
1R2R
3R9R10R11R
関西
1R2R
3R4R
9R10R
11R
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東京11R

3連単フォーメーション10⇒6、3、4⇒6、3、4、11、1、8、9、2(21点)

ダービーを目指すキャリア2戦以上の中で横綱級なのはバティスティーニと距離はマイルまでの経験でも圧倒的な強さを誇るロードクエストシルバーステートアドマイヤエイカンらは勝利時の2着馬が次走凡走で評価が揺れ始めただけに、ロスカボスはここで横綱級に這い上がるか、大関級のままか。大一番の前に評価を正当に定められるレースで真価を問いたい。デビュー2連勝とはいえ、数字的には重賞級を示す数字が全く見当たらない。前々走は3角過ぎに急激な行きっぷりの悪さ露呈の気性的な若さ。直線の追い比べで再び盛り返したが、メンバーNO2の上がり時計。前走は上がりレースラップの落差が大きすぎる。ラスト2ハロンが11秒5-12秒9。ダートが稍重から良馬場に代わる寸前の馬場状態としても、直後の1000万二千の勝ち時計が2分0秒4ならば、最後1秒4もかかった数字の平凡さが浮き彫りになってくる。ロスの強調点は相手関係だけ。前々走はサウジアラビアRC3着のアストラエンブレムを完封、前走は次走スマートオーディンを完封したブラックスピネルに先着したという事実だけが頼り。未知なる上がり33秒台の決着より、時計のかかったタフな馬場状態も理想通り。

スマートオーディンは一過性のポカだったと信じている。ほぼ成長分に映った馬体だったが、いいわけをするなら10キロ増の馬体重がすべてだろう。直線入口で完全に並びながら、残り1ハロンから引き離されたことはデビュー戦からまったくイメージできない結果だった。時計を3秒以上詰めて上がり33秒台半ばが素質の高さそのもので、体調のわずかなズレが惜敗につながったことは簡単に想像できる。いずれにしてもデビュー戦の上がりレースラップ11秒5-11秒1-11秒1は残り100から流して軽々叩き出した異次元の数字。前走は残り150から苦しがり始めて逆手前になったことを比較しても、これほどの落差があればフロック駆けがあり得ない前々走を重視するのは当然の流れ。少なくても同じようなラップを刻んでデビュー勝ちしたバティスティーニと同格="クラシックを意識"の評価は今も変わりない。

アグレアーブルの人気には首をかしげたくなる。レース前に調教師が吹きまくった馬を完封したからなのか、皐月賞、ダービーに登録という話題性からか。いずれにしてもここで通用するような材料はまったく揃ってない。キャリア1戦だけで、単なる上がり勝負を勝ち上がった牝馬が、オープン勝ちや経験を積んだキャリア2戦以上の牡馬相手に、直線の追い比べで競り勝つイメージが浮かばない。前走の上がりレースラップは11秒8-10秒9-11秒6。稍重を考慮しても、最後11秒前半がここで連対可能な合格ラインだった。前走の2着馬は次走も追い出しを我慢しながら、牝馬に2戦連続して競り負けている事実が、標準より少し上程度のレベルだったことを示している。好枠を最大限に活かすだけ。

平凡な勝ち時計の牝馬に注目されている中で、キラージョーが盲点になりつつある。破格の数字は軽くアグレを上回る。上がりレースラップは11秒5-11秒0-11秒0の重賞級。残り2ハロンで完全に並ばれながら、追い比べで一瞬にして置き去りした内容を加味すると、スマートと互角以上のインパクトがあった。唯一残念なのがこの過密ローテーションだ。いくら追い切りは動いても、キャリア2戦目の2歳馬が月に2度の長距離輸送で連続激走は負担どころか、パンクも心配になるほどの最悪レースマネージメント。各馬が必要以上に控えような雨を待つ。

プロディガルサンは驚くような成長のうかがえなかった前走が拍子抜けだった。まだまだ素質だけで勝ち上がっているだけ。前々走は直線の追い比べで何度も手前を替える若さを露呈しまくり、前走も終始内にモタれていた。バラけた流れになった際なら問題なくても、直線ヨーイドンのような各馬横並びの追い比べになると悪癖はレースレベルが上がるぼと致命傷になる。もはや矯正不可能となると次走楽勝したブランスシャルマン完封の実績は色あせてくる。この悪癖から外に回すしかないワンパターン化で、外差しの利かない馬場でもはやギブアップ状態。