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中山裏読み
関東
1R2R
3R5R8R9R10R11R12R
関西
1R2R
5R8R
10R11R12R
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中山11R推奨レース

3連単1軸マルチ9⇒2、5、7、3、1、15、17、8 (168点)

3連複1軸BOX2-9、5、7、3、1、15、17、8

ギベオンの前走は不運としか言いようがない。4角で勝ちを意識できる手応えだったが、直線早々に外から完全にフタをされて接触。ズルッと後退して残り150で狭いコースを強引に割って抜け出して再び行き場を失って追えず。最後は流して0秒4差ならば、少なくても超スローを展開の利で逃げ粘ったトリオンフより中身は濃い。二千は連続1分59秒台。常に34秒前半が計算できる瞬発力。斤量増は減点にならない。

数字どおりの太めだった前走で見事な重賞連対だが、絶対的有利の流れだったことが否めないトリオンフはここで真価を問いたい。同日の2歳未勝利でレコード2分0秒4が出ている超高速馬場だったことを考慮すれば、そのレースより5ハロン通過の遅いラップでラスト12秒台はあまりにも低調。直線平坦のみの勝ち鞍からも苦戦は避けられない。

ローカル重賞馬というイメージの強いクレッシェンドラヴが2キロ増で嫌気。自在に立ち回るものの、意外に不器用で反応の鈍さがネックになっている差し馬。キャリア初の上がり33秒台だった前々走も引っ張られて叩き出しただけ。時計も上がりもかかる馬場と流れこそが輝ける舞台で、ごく普通にどちらかを求められると厳しくなる。持ち時計No8、二千限定の上がり時計No14でどう挑むか。ひたすら混戦を待つしかない。

まともな鞍上ならばレッドローゼスは面白い存在だったか。前走もペースを見極めた勝ち馬はもちろん、3着馬も早めのマクりで結果を残したが、この馬は直線まで仕掛けを我慢に鞍上のペース音痴ぶりが示されている。最速上がりの末脚を余して0秒5差。クレッシェンドを物差しにすれば、斤量気にも十分に太刀打ちできる数字を誇るが、馬群を割れない鞍上配置のままでは強気になれない。大外ブン回しでどこまで届くか。

ザダルの人気は本物なのか、前々走からは疑いたくなる。直線半ばで楽に2着を意識できた手応えだったが、2着馬との追い比べから最後の最後で差し込まれた内容に悪いイメージが強まっている。時計の出やすい馬場を経験してきただけに持ち時計そのものが懐疑的。背伸びした菊花賞を目指したためにキャリア不足の二千(200000)がベスト距離の裏付けもない。大外枠でさらなる試練が加わって、ひとまず評価を下げた。

鞍上がGⅠどころか、GⅡも勝てない理由が昨年の有馬記念で示しただろう。千八~二千並みのラップでGⅠを暴走した姿こそがこの鞍上の資質の低さ。ブラックスピネルは最悪なコンビ誕生でアエロリットの二の舞の可能性が強まる。引退レースだったからこそ、許された大失態。強気に行かせるためにあえて頼んだとしても下り坂の鞍上にマジックは期待できない。