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新潟裏読み
関東
10R11R
ローカル
11R
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新潟11R

3連単フォーメーション3、8、4⇒3、8、4、6⇒

3、8、4、6、10、1、11 (45点)

3連複フォーメーション3、8-3、8、4-4、6、10、1、11 (13点)

馬単3⇔8、4、6、10、1、11  8⇒4、6、10、1

今年の新潟は例年以上に高速馬場だった。とりわけオタルエバーの前走は数字ほどの凄みはない。相当な期待馬だったコリエンテスを完封したとはいえ、相手の完全なる拍子抜けでメンバーレベルそのものに疑問も残っている。メンバーに恵まれたことに加えて前々有利の馬場だったことが決定的な一番の勝因。当週はレコード3回更新という異例の超高速馬場で、翌日の2歳未勝利が1分33秒3のレコード決着。ムチを使わなかったとはいえ、上がり33秒台以下が実に10頭もいて勝ち時計1分34秒6が標準並みの記録だった可能性さえある。単騎逃げでギリギリの折り合いだったことなど、ここでの課題も多数あるのが現状。とにかく決め打ちでハナにこだわるしかない。

アライバルが本物なのかはここで真価を問うべき。確かに勝ちっぷりは強烈だった。残り1ハロンからのムチ2発でぶっち切り。最後は持ったままの圧勝劇は少なくても時計、着差以上の強さを感じさせている。それでも最速上がりではない事実。直後のレースだった3歳未勝利が千八1分46秒8で千六1分36秒台の決着ならば、上がりは33秒前半以下が水準以上の記録だろう。翌日は稍重から回復直後の良馬場だった3歳未勝利で1分34秒0からも、この馬の上がり時計に物足りなさを感じる。オタル同様にここが見極めのレース。

コムストックロードは乗り替わらない限り、今後も前走のようなポカを覚悟しなければならない。前走は残り100で先頭に立ったが、そこから内にモタれ気味になったにもかかわらず、外から伸びてきた勝ち馬にあまりにも強引に併せに行ったために手前替えがぎこちなくなって勢いが失速した。そこから真っすぐ走らせるのに苦労した仕草からも少しでもスムーズに走らせることができれば、勝ちレースだったことは着差からもうかがえる。馬の能力はここで勝ち負け可能でも、乗り替わりが必勝パターンの鞍上に過度な期待はできない。

数字以上に馬体をよくみせてレースではひとマクりで圧倒するという豪快な内容。ウインピクシスには数字以上の怖さがある。抜群のスタートからあえて控えるも折り合いはスムーズ。ひとマクりから残り100で早くも流し始めた横綱相撲ならば勝ち時計以上、上がりNo3以上の価値を見出せるということ。新潟2歳Sは6年連続で牝馬が馬券圏内に入っていることも大きな強調点。暑さに強い牝馬、しかも芦毛。走る条件は揃っている。