6⇒11、13、7、1 (36点)
6、11、13、7、1 6、11、13、7、1
菊花賞楽勝は展開の利がすべてだったことを前走で改めて示しただろう。タイトルホルダーは前走こそが本来の姿。自ら主導権を取れないとモロさ露呈で、瞬発力勝負にまったく太刀打ちできないことは今までもこれからも続いていく。菊花賞はもちろん、弥生賞勝ちでも驚くような時計ではなく、気楽に乗れる立場にならないと妙味がなくなっている。前走は実質この馬が逃げている隊列。ラップ的に粘れる数字だったが、無抵抗の失速が上位安定勢力まで完成されてない証だろう。逃げ馬どころか、確たる先行馬さえ見当たらず、ハナが確定的なメンバー構成で恵まれた一戦だが、鞍上のペース音痴ぶりもまた深刻レベルで人気になって妙味なし。
ローカルか、ハンデ重賞だけの出番だったボッケリーニが前走で確かな変化。昔の威厳を損なわれ始めてかなり格落ちしたGⅡとはいえ、別定重賞の3着は自信を深めたことに間違いない。過去10年でNo3となる勝ち時計はもちろん、残り5ハロンから11秒台突入というサバイバルレースの好結果は十分にここで好走に直結するレベル。確かに各馬が直線でラチから離れたコース取りをする中で、ガラガラの内目をついた好騎乗だったが、ほぼ超スロー競馬だけの経験からひとつ壁を打ち破れたことに注目。父の6歳時はGⅠで掲示板の常連。6歳の3月で衰え始めるにはまだ早すぎる。
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