7、3、11⇒7、3、11、6、1⇒
7、3、11、6、1 (36点)
7-3、11、6-3、11、6、1、5、2、12、8 (18点)
同日の古馬3勝千四とほぼ同等のラップを刻んだハセドンの前走は展開にはまったとはいえ、凄みある瞬発力で見事な直線一気。世代同士ではスケールが違いすぎる感触を得ている。母は地味なJRA4勝でも半兄はキャリア8戦目でオープン入りにリーチしているペプチドナイル。超に近いハイペースを徹底待機で上がりNo3より1秒3も速かった最速上がりとなる瞬発力は、異次元レベルの数字だったことがエリートの指針か。いずれにしても弱点はふざけて乗り続けても工夫なしの鞍上だけ。すでにペースを見極めることができなくなった決め打ちの乗り方がどう転ぶか。
古馬2勝を圧勝したジレトールを子供扱いしたリメイクの強さは本物とみていい。当時ジレより1キロ増。前々有利のスローな流れを自身、3度目の最速上がりで勝負を決めている。千四のスペシャリスト感は否めないが、すでに57キロを背負って確かな結果。完成度としては世代比較で群を抜いていることは間違いない。休みなしのローテでなければ自信の中心馬だった。
前々走のレースレコードを重視か、海外帰りを割り引くか。コンバスチョンは取捨に悩む。一貫性のないローテとも捉えられる付け焼刃的な海外遠征がどうにも引っかかる。斤量と番組を天秤かけての挑戦とはいえ、父パイロで距離延長の千九はあまりにも悪手をにおわす距離選択ということ。一過性のポカで終わるか、遠征後遺症を残すか。勝てる能力を備えていても、惨敗覚悟の狙いになる悪ローテになっていることは間違いない。
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