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中京裏読み
関東
1R2R
3R6R
8R9R10R11R
関西
1R2R
3R8R
10R11R12R
ローカル
1R4R
9R10R
11R
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中京11R

3連単フォーメーション12⇒10、9⇔10、9、11、5、7、1、13 (22点)

昨年よりスケールアップしたテーオーケインズ中心でいい。勝ち負けを繰り返し続けているのは単なる偶然。負けたレースは苦手な大井と海外遠征ではっきりした敗因がある。負けたレースの減点より、ここは勝ったレースの凄さに注目すべきだろう。
昨年のこのレースで圧勝劇。一気に王者に成り上がった5歳馬はGⅠで2着に1秒差。上がりNo2に0秒7も上回った最速上がりなどまさに絶対王者として相応しい数字を叩き出していた。3走前は59キロを背負って唯一の35秒台となる最速上がり。3着に0秒8差など異次元レベルの瞬発力から横綱相撲だっただけに地方馬場を攻略でさらなるステージに上がったムードがある。
前走で自身の持ち時計更新。その数字がここで二千の持ち時計No1に体調ピークを示されてまさに鬼に金棒状態。絶対的に自信のある千八(520002)、持ち時計No2の条件に戻って再び無双か。休み明け(600101)から叩き2戦目(310100)に何の減点もなければ、スタートを決めた時点で勝負が決まる。

地方馬にあっさり差された前々走を教訓にしてか、前走の奇策は予想外。それでも距離にメドを立てたクラウンプライドは前走でテーオーに完敗でも侮れない。何よりこれまで確かな勝ちパターンを確立してないままで海外重賞勝ちを含めた(320002)。前走は距離経験の差、目標になった展開を考慮すれば、価値のある0秒4差だったということ。とにかく好メンバーが揃っても目立つ好馬体へ成長。キャリア7戦だけの3歳馬にとって貴重な前走の経験でさらなるスケールアップの計算が可能になった。テーオー以上に歓迎の距離短縮。控える競馬にまったくメドの立ってない現状だけに再びハナを切って力勝負か。いずれにしても鞍上の技量が求められる。

ノットゥルノの反発はどうか。前走の惨敗はどうやら乗り替わりや初コースが響いたとしか考えられない。それまで常にレースでは完全燃焼タイプだっただけに一過性のポカとみていいだろう。最近はJRAで勝ち鞍がないとはいえ、未勝利勝ちの時計は翌日の古馬3勝よりわずか0秒9劣っただけの脅威の時計。実質古馬2勝レベルの時計を3歳2月で叩き出せたレベルの高さは前々走までの内容からはっきりと伝わってくる。5走前は同日の古馬2勝クラスと同タイム。4走前はこの馬の時計でも同日の古馬2勝より1秒2も速い数字ならば、3歳夏前ですでに古馬オープン予備軍としての完成度があったということ。強引なマクり競馬で結果、後ろから差させた前走は鞍上の乗り方が一番の敗因とはっきり示されていれば、主戦に乗り替わったここで簡単に修正可能だ。先行より好位差しの勝ち上がりに強烈なインパクトがある。

バーデンヴァイラーは頼りになる鞍上配置となって面白い存在になったが、大一番の初ブリンカーに良績はない。3走前の惨敗で嫌な悪癖がついた可能性が強まり、故障のような失速となった前走からの巻き返しは極めて厳しくなっていることも追い打ち。確かに連勝中は5ハロン通過が63秒台以上。前走と3走前が61秒台でこの落差が惨敗につながったことは明白で距離短縮、乗り替わり、初ブリンカーでもこの程度のラップでギブアップが続く限り、低迷期は続きそうだ。キャリア3戦目の古馬1勝で叩き出した時計がここの良馬場限定の持ち時計No6だが、今や遠い昔話。まずはきっかけ作りから。

GⅠ無縁の鞍上配置のままで挑むジュンライトボルトは馬主の親心か。いずれにしても乗り替わりなしには驚きしかない。確かに前3走で目立ったへぐりはなかったが、モマれぬ外々を回れたのが2、3走前。前走は3角までラチ沿いの立ち回りで、そこからスムーズに外へ出せたことが勝因でもあった。好枠だからこそ、成し遂げられた2連勝。直線でタイトになる隊列が避けられないGⅠでは、技量不足の鞍上にとって内枠がアダになる可能性が極めて高い。前走の最速上がりでさらなるスケールアップが計算できても、鞍上の割り引き率はそれを上回る。

層の厚いダート路線。とりわけGⅠではダートや距離経験のない馬の台頭はほぼあり得ない。芝も含めて千六以下だけの経験で挑戦は無謀ということ。過去にも21年ソダシはダート初経験で2人気12着。20年モズアスコットはダートに限れば千六までの経験しかなく5着まで。19年ワンダーリーテルは千六までの経験で前走の武蔵野S勝ちからのステップにもかかわらず11着に沈んだ。常識的にはシャマルも掲示板目標のレベル。3戦連続の最速上がりも脅威にはならない。