9⇒18、16、2、5、15⇒
18、16、2、5、15、12、17 (30点)
18、16⇒9⇔18、16、2、5、15、12 (20点)
9-18、16、2、5-
18、16、2、5、15、12、17 (18点)
外枠に人気馬が集中して波乱含みをにおわしているが、過去の歴史からはそれほど強調できる悪条件でもないことがうかがえる。
14年から21年までの5ハロン通過
592、587、588、599、591、575、587、590。
14年以降で5F59秒台以上だった際の1~3着馬の馬番は
14年(16、11、4)、17年(11、7、4)、18年(13、9、11)、21年(10、11、13)。
速くても19年の57秒5で標準が58秒後半。ジュベナイルFはスローペース依存症の象徴的なレースのひとつで同型馬や短距離馬が多数存在しても、終わってみれば常にスロー以下の流れ。今回もスロー前提の組み立てから枠順の有利不利は深く考えなくてもいいだろう。
14年以降の二桁枠順で3着以内となった馬は14年1着ショウナンアデラ(2勝馬)以外、残り12頭すべてが重賞3着以内の実績があったとはいえ、16年2着リスグラシューの18番枠は特例中の特例とみるのがセオリー。基本的に13番枠までが限界。好走例少ない14番枠より外を引いたブトンドール、ムーンプローブ、ドゥーラ、ウンブライル、ラヴェルにとって相当な試練になることは間違いない。
内枠過ぎず、外枠過ぎないという理想的な枠順を引いたリバティアイランドが常識的な中心馬となる。前走はあくまで展開のアヤとしての一過性のポカ。直線入口で馬群に突っ込んだことが裏目に出てスムーズに捌けなかったことが敗因だった。4角前まで勝ち馬より前々の位置取りが直線入口で前が詰まって位置取りが逆転。さらに7着馬に外からフタをされて身動き取れないロスが致命傷になった。遅すぎた残り2ハロンからのコース変更。最後は脚を余した2着ならば、まだまだ勝ち馬との勝負付けは終わってないということ。直線入口で再び外側からフタをされるような仕掛けのタイミングと位置取りだけを避ければごく普通に巻き返せる。
翌日の古馬2勝が1分20秒6を物差しにすれば、1分21秒5は古馬1勝レベル。2戦2勝と血統を好かれて人気になっているウンブライルは危うさしかないだろう。大出遅れでも先行できた前々走は最小限のロスで前走は少頭数。多頭数の厳しい競馬を未経験は本番での戸惑いを簡単にイメージさせる。距離も未経験で何より名手からの乗り替わり。GⅠでは完全に昨年の神通力を失った鞍上配置に何の魅力も感じないのが本音。
同じ外枠のドゥーラは瞬発力を求められて未知の領域に入る。現時点では洋芝専用馬。3戦すべてが最速上がりとはいえ、単純な上がり時計比較ではNo15。差し馬にとって屈辱的な数字が不安を倍増されている。距離も未経験で時計と瞬発力を同時に求められる極限レースはあまりにも未知数な部分が多すぎて前走の強烈なインパクトを天秤にかけても主役としては扱いにくい。
ここで絶対的な主役になれたはずのラヴェルがまさかの大外枠。慢性的なスタート難を抱えるだけに4角大外ブン回しが確定的になって前走の再現は極めて厳しくなったか。前走はあくまで超スロー。ごちゃついて人気馬が直線をうまく捌けなかったこともこの馬にとって幸運だった。一番の懸念材料は血統背景だろう。母はジュベナイルFまで3戦2勝で2番人気だったが、見せ場もない惨敗。しかも超早熟系を示すような枯れ具合でジュベナイルF後は2年半以上も連対なしの事実。前走の馬体がまだまだ未完成で、ひと息入れてさらなる成長か、または反動が出て母と同じ道を歩むか。どちらに転んでも驚かない。前走とは相手も展開も違って数字を額面通りに受け取るべきではない。
前々走は同日の新馬千四より5ハロン通過で約4秒も遅い超スロー。正味残り3ハロンだけの競馬で上がり33秒0に価値を見出すのが難しい。前走は同日の2歳未勝利より1秒速い勝ち時計。翌日の古馬1勝と同タイムならば、2歳世代で抜けた存在にならないのがモリアーナだ。すべてにおいてここが試金石。人気になりすぎた嫌い。
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