4、13⇒4、13、1、12、10⇒
4、13、1、12、10、5、2、3、7 (56点)
13-4、1、12-4、1、12、10、5、2、3、7 (18点)
4⇒13、1、12、10、5、2、3、7 13、1、12⇒4
13⇒1、12、10、5、2
前2年こそ、直前の天皇賞春を制覇したタイトルホルダーやジャスティンパレスが宝塚記念でも好走したが、タイトルは良馬場で上がり時計が考えられないほどかかった得意なレース、ジャスティンは何とかギリギり3着。時代錯誤の距離設定のままである天皇賞春から連続好走が減っている近年の傾向も当然の流れ現実だろう。
2年連続で天皇賞春制覇から宝塚記念に挑んで見事に散ったキタサンブラックでも"勝てなかった"ことがすべてを物語っている。
昨年までは阪神、今年は京都で多少か、大幅か。確実に今までと違った傾向が出るとはいえ、今年も天皇賞春の上位組は軽視していく。
大阪杯など問答無用の軽視でいい。海外にタレント流失で近年のレースレベルの低さが出ていて、大阪杯が初GⅠ勝ちというプレゼントレースとなっていることはその後、勝ち馬の低迷さからも確実に示されているだろう。とりわけ今年は顕著。今年は古馬重賞のGⅢ1勝のみの馬がいきなりGⅠ勝ち。2着馬がJRAGⅠ、3着馬は牡馬相手のGⅠ初挑戦だったことからもメンバーレベルの低さが示されている。
常識的にドバイ組、天皇賞春凡走組を中心がしっくりきて、近年は前走ドバイがトレンドになっていることも見逃せない。
前走がドバイだった頭数(宝塚記念の最高着順)
23年3頭(1着)
22年3頭(すべて掲示板外)
21年1頭(1着)
20年0頭
19年2頭(3着)
18年2頭(4着)
17年2頭(3着)
16年3頭(2着)
大阪杯か、天皇賞春のどちらかを犠牲にした海外遠征からビックネーム、実力馬がいきなり帰国初戦で結果が出ているのはそれだけレベルが突出した馬が多数いたということ。
ドバイ帰りで宝塚記念3着以内だった
23年1着イクイノックス(皐月賞、ダービーの2冠馬。トバイシーマ2着)
21年1着クロノジェネシス(秋華賞、前年宝塚記念、有馬記念馬。トバイシーマ2着)
19年3着スワーヴリチャード(前年大阪杯1着。トバイシーマ3着)
16年2着ドゥラメンテ(皐月賞、ダービーの2冠馬。トバイシーマ2着)
偶然なのか、必然なのか。ドバイ直行組で結果を残したのはすべてGⅠ勝ちの実績あり、なおかつ前走がトバイシーマ。例が少ないとはいえ、ドウデュースにとって嫌なジンクスが続いてる。またジャスティンパレスのGⅠ勝ちは天皇賞春だけという点も若干の懸念材料。
結論から言えばドウデュースは人気と実力が若干かみ合わないもどかしさで割り引く必要がある。絶対的な強さは兼ね備わっていないことは戦績からも如実に表れている。ダービーを勝ったものの、その後は7戦してわずか2勝の2連対のみ。3、4走前は引っ掛かる馬とのコンビで最悪な相性の鞍上に乗り替わりが裏目に出たとはいえ、前々走の結果にこの馬の特徴が集約されているだろう。
ジャパンCのように時計と瞬発力を同時に求めらめては策なし。有馬記念のように時計も上がりも標準レベルでようやく輝くのが本質とみていい。有馬記念は前日の古馬3勝より5ハロン通過がほぼ同等にもかかわらず、レースの上がり時計が同タイム。勝ち時計はわずか1秒1速かった程度の時計だから差し切れたということ。同日の古馬2勝千六で1分33秒2の高速馬場にもかかわらず、ラスト5ハロンのラップに11秒台がたった1回だけなどGⅠ、グランプリと思えぬ上がりのかかるレースに助けられたことは言うまでもない。
前走は明らかにコース慣れしてない鞍上のまずさ。4角の位置取りは2着ナミュールとほぼ同じだが、ナミュールは4角ブン回しで直線早々から追い出したが、ドウデュースは終始ラチ沿いにこだわり続けてひたすらスペースが開くのを待つという仕掛けの遅さが致命傷になった。実質追えたのは残り100だけ。前がクリアになった後の脚色をみても切れる脚がないことを改めて認識させた一戦でもあった。
高速馬場の弱さ、瞬発力不足でも道悪が歓迎とも言い切れないのがこの馬の扱いの難しさ。これまで道悪はフランスだけの経験。日本と比べ物にならないほど違いのある馬場状態とはいえ、フランス惨敗から道悪では高く見積もっても"こなせる"程度の評価が限界。雨量が強まるほど信頼度は落ちていく。
近年の強い傾向として宝塚記念=牝馬のイメージはますます強めている。
牝馬が3着以内となった年は
84~93年2回
94~03年3回
04~13年4回
14~23年9回
今や牝馬が絡まない年の方が珍しくなった時代。今年の紅一点、ルージュエヴァイユに注目は当然となる。これまで馬券を外したレースでははっきりした敗因があった。
デビュー2連勝から挑んだフローラSは直線でうまく捌けずの0秒4差の5着。続くオークスは5着馬より脚色優勢で0秒7差の6着。二桁惨敗の愛知杯は道中で直線を待たずで惨敗確定の超折り合い難。続くオープン特別も二桁着順だが、3着に0秒4差。前々走は二千以上の距離で5ハロン60秒割れを初経験。ペースや一気の馬体増の戸惑いと納得。通算(431014)で掲示板外4回には確かな敗因があった。崩れない安定感と確かな実績に特長。道悪惨敗はスムーズさを欠いた愛知杯だけに道悪上手な可能性をまだ残している。稍重(110000)。
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