6、5、8⇒6、5、8、7⇒6、5、8、7、11、10(36点)
6、8-6、8、5-5、7、11、10、4、12 (16点)
6⇒5、8、7 5⇒6、8、7 8⇒6、5
前走で二桁着順か、二桁人気だったのが実に9頭。好不調の落差というより、すでに引退勧告されているほど低調な相手が多数揃ったということ。前走GⅠ好走馬の中心は揺るがない。
ローズSの再戦でまさに一騎打ちムード。さすがに長期休養と斤量を嫌ってブレイディヴェーグの評価を一旦下げるが、勝負付けは済んでないだけにマスクトディーヴァも絶対的な存在ではないだろう。
それでもマスクトは前々走で重賞初制覇。勝ち馬をマンマークしていれば勝っていたはずの4走前の鞍上との決別が功を奏した。好位で立ち回れる意外性を見出して、着差以上の楽勝ならば平凡な時計は度外視していい。前走は直線入口で4着馬の鞍上が頑なにこの馬の外から被せて馬群から出られないようにした好プレーがすべて。何度も接触しながら結局、残り250で急ブレーキが致命傷になった0秒2差だった。千六でも破格の時計決着に対応可能を示して究極勝負では絶対的な強さと自信。自分のスタイルを貫いて強気の好位差しか、ブレイディを意識して久しぶりに後方からか。いずれにしてもブレイディより若干劣る瞬発力が現状ならば、ブレイディより前の位置取りが大前提となる。
ディープインパクト産駒の枯れ具合を如実に表れているのがフィアスプライドの前3走だ。上がり時計はそれぞれNo15、9、14。最速上がり6回も経験してきた瞬発力型にとって屈辱的な数字はほぼ確定的な衰えだろう。
ハーパーはもっと深刻。背伸びしすぎたローテがアダとなってスランプ以上のスランプに陥った。3走前から上がり時計No11、13、12で無抵抗の失速続き。早熟型の終わりを示すシグナルの可能性さえ出てきた。
ヴィクトリアM、エリ女でそれぞれ最速上がりだったルージュリナージュ、ライラックはいずれも折り合い難を抱える癖馬。スローの弱さはすでに矯正不可能でひたすらハイペースを待つしかない。
同日の3歳未勝利より遅いラップでハナを切って未勝利よりわずか0秒4上回っただけの時計だったアスコルティアーモは化けの皮がはがれた。超スローにもかかわらず、上がりNo13ではオープン通用までかなりの時間が必要か。
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