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京都裏読み
関東
1R3R7R9R10R11R
関西
1R3R
7R8R
10R11R12R
ローカル
2R9R10R11R
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京都11R

3連単1軸マルチ16⇒7、12、8、3、5 (60点)

7⇒12、8、3、5 (36点)

3連複フォーメーション16-7、12、8-

7、12、8、3、5、1、4、11、10 (21点)

馬単16⇔7、12、8、3、5

メンバー的には何ともいえぬがっかり感。過去10年、前走重賞で3着以内になった馬がエリ女1~3着以内になったのは17~19年以外で最低1頭以上は馬券に絡んできた。その該当しなかった3年も前々走まで広げれば1頭以上で重賞3着以内の実績があった。前走で重賞3着以内が今年はわずか2頭だけ。前々走まで広げても重賞3着以内が4頭しか揃わない。造りすぎたGⅠレース、ビックネームの海外流失が加わって、エリ女のレベル低下となる当然の流れ。最強ジンクスを今年も維持できるかは微妙になっている。

たった2勝、3歳以降の未勝利馬が重賞1番人気。レガレイラの強さは本物なのか。いまだに疑心暗鬼の状態が続いているのが本音だ。結局、頼るのは瞬発力のみ。スローに弱く、コース形態にも大きく左右されているのが現実で、キャリア6戦すべてが最速上がりでもどこかモロさ同居をにおわせている。二千の持ち時計No2で二千(100011)。この落差はホープフルSがいかに特異な高速馬場だったことを示している数字でもあり、再び距離延長で裏付けのない距離にも危うさが見え隠れする。本質千八~二千ベストは逃れられない良血馬。たかが1ハロンの延長というよりされど1ハロン。母ロカは二千2着までで未勝利。兄ロックオブエイジズはデビューから2戦連続の芝二千挑戦で連続2着で通算のキャリアでも結局未勝利に終わった。極めつけは兄ドゥラドーレス。エリート路線を歩んで二千(201001)が明らかに二千ギリギリの距離範囲ということを露呈している。
それぞれの父がスクリーンヒーロードゥラメンテという異父兄とはいえ、父がスワーヴリチャードに変わったしても基本的な苦手意識は変わらないだろう。それだけ強い母系からの遺伝子。ドゥラドーレスにさらなる切れ味とスピードを加えたようなタイプならば、ますます距離の限界は近づくだけ。

シンティレーションは父ロードカナロアという呪縛がどこまで影響するかだろう。基本的に二千を超えた時点からモロさを連発するカナロア産駒。二千二以上の重賞勝ちとなるとアーモンドアイ級にならないと厳しいことが過去の歴史が物語っている。二千のキャリアわずか2戦だけ、持ち時計No15で未勝利。前々走で初の上がり33秒台以下をようやく経験したばかりの5歳馬が、二千二以上の距離未経験でどう太刀打ちするのか。前走も32秒台とはいえ、勝ち馬と同タイム、上がりNo3に0秒1上回っただけでは大きく胸を張れるような数字ではないだろう。随所に折り合い難を露呈して慢性的に馬体良化、馬体増加が理想という幼さ。休み明け(320102)から叩き2戦目(011100)の使い減りするタイプを示す象徴的な落差にも不安を先行させる。

シンリョクカにとってコンビ続投は英断だった。先週まで今年3勝の未熟なジョッキーにすべてを託すのは間違いなく冒険。アスリート化して師弟関係が希薄になっている近年にもかかわらず、理解に苦しむ小さなところでこだわり続けてドン底に陥る馬を最近は急激に増えてきているのも近年の傾向でだろう。本来ならばこの馬のコンビでの成績より、他馬の成績を重要視するのが常識的。重賞は昨年まで完全無縁で前の馬に接触して落馬した前走こそがこの騎手の未熟さ、勝負弱さ、技量が示されている。重賞で3人気だった前々走は当時の鞍上は今年0勝。自らの不注意で馬券をすべて紙屑にさせたことは忘れてはならない悪行だった。とにかくローカル重賞でさえ焦りまくりがメンタルの弱さ。技量の低さが加われば悪夢の再現になる可能性は極めて高い。

名手によって復活を期待したが、サリエラの輝きは戻らないだろう。マイラーに良績集中の血統馬を一貫性のない距離に挑戦させ続けた結果が早枯れに直結。わずかキャリア10戦以内でピーク時の姿がイメージできないほどスケールダウンしている。デビューから4戦連続の最速上がりで6走前に上がりNo2。牡馬相手の新潟記念で上がりNo3、続く昨年のエリ女で最速上がりだったことはすでに遠い昔話。前々走の上がりNo12、前走の上がりNo13と増えぬ戻らぬ馬体もあって深刻な低空飛行になっている。兄エスコーラ、妹サフィラ同様に早熟馬の終わりを告げるシグナルが濃厚。5歳にして初の叩き2戦目。この馬にとって異色のローテからも陣営の焦りや刺激待ちが伝わってくる。

ラヴェルの大駆け。人気的にも実績的にも一番の妙味が出た。重賞勝ちが2歳戦のみはレガレイラと同じ。その後は牡馬相手の重賞を含めて随所に好走を繰り返してきた実績なら明らかな格下感もない。桜花賞11着だが上がりNo4、オークス4着、京都記念5着、マーメイドS5着。乗り方ひとつ、展開ひとつの着差が続いて前走でようやく馬体を戻して胸を張れる好時計。二千二はキャリア1戦だけで持ち時計No1など強力な勝ちパターンはない反面、GⅠ通用の数字を兼ね備えている。昨年のエリ女好走馬がその後、超低迷からも間違いなく世代交代は加速。古馬牝馬GⅠ初登場の馬こそ、怖さが出る。