
10⇔13、4、12⇒13、4、12、8 (18点)
10、13、4、12、8
10⇔13、4、12、8
クリスマスパレードの前走は願ってもないチャンスをスタートミスと折り合い難ですべてを台無しにして陣営の堪忍袋の緒が切れた。ようやく遅すぎた英断に踏み切ったが、大方の予想は時すでに遅しが常識的だろう。少なくてもスタートだけには絶対の自信があった馬にかかわらず、前走のミスが単なる一過性で終わるのかという不信感。またハナ以外の位置取りではほぼ引っ掛かっていた折り合い難など、すでに悪癖馬として完成された可能性が否めない。致命的なのがこのレースで良績のない重ハンデだ。たかが世代重賞1勝の馬が牝馬の酷量となる57キロ。前走千六を使ったことで距離短縮と延長を繰り返せば、ますます折り合いには不確実になることは間違いない。GⅠ0秒4差ほど怖さも凄みも感じられないのが本音。
フェアエールングはまさに裏街道で成り上がった典型的な馬だ。デビュー勝ち⇒札幌2歳Sブービー負けから実に2年以上も重賞経験なし。初挑戦だった3走前は前日の古馬1勝より5ハロン通過で1秒6速いにもかかわらず、勝ち時計は1秒2速いだけ。レースの上がり時計は同比較で1秒4も劣った。前々走は同日新馬で2分0秒9という超高速馬場だったことを考慮すれば、1分58秒4という数字も霞んでみえてくる。さらに前走は同日の古馬1勝とほぼ同じラップでわずか0秒6上回っただけ。古馬1勝とほぼ同レベルだったことが裏付けられれば、ここでもひたすらレースレベルの低さ待ちということ。札幌(310001)だけが頼り。
数字以上の馬体減だった前走でも同タイム4着。しかも初GⅠでほぼ平坦のみの経験を積んできたアルジーヌが東京で結果を残したことも驚きだった。走るたびに時計短縮で重賞レベルの数字を連発。千八(411000)の距離スペシャリストが札幌、函館(111000)で休み明け(201101)の仕上がり早など、これだけ走る条件が揃えば主役級の扱いも当然。減点ゼロの上がり馬がようやく勝ち負けを意識して重賞に挑んでくるか。死角があるとすれば千八の上がり時計。これまで6戦して上がり時計No4、3、1、1、7、6。レースレベルが一気に上がった直近の2戦の平凡が唯一の気がかり。
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