
12⇒8、14、5、16 (36点)
12、8、14、5、16 12、8、14、5
時計も上がり時計も馬場を考慮すれば、時計ひとつ以上は足りなかった安田記念。5着でも展開に恵まれたと割り切るべき。ウインマーベルは好走と凡走の繰り返しで今回は好走の順番だが、それでも強気になれる数字を兼ね備えてないのが現実。千四(410012)でこれだけ絶対的な安定感を誇る条件でも京都千四は5、8着。馬券圏外3回中2回がこのコースというのが不吉の象徴。少なくても安定した左回りと違って右回りは軽い鬼門になっていることは間違いない。さらに昨年秋から上がり33秒台以下が未経験で年齢的な衰えが見え隠れ。休み明けが3戦連続で(120023)以上にテッポーが利かなくなる可能性も否めない。まさに八方ふさがり。これからの能力格付けや現役生活の長さを測れるレースとなる。
アドマイヤズームの前走は落鉄が敗因というより超ハイペースを完全無視して前々勝負の立ち回りがすべて。名手としては3走前と同じ過ちで乗り替わりはこの馬にとって再び輝くチャンスが回ってきただろう。最悪レベルの立ち回りで前々走の同タイム2着が底力そのもの。展開に恵まれたとはいえ、朝日杯勝ちのエリートが折り合いに苦労しなくなくなる距離短縮で完全復活は簡単にイメージできる。
アドマイヤと同じ3歳、同じモーリス産駒のアルテヴェローチェは深刻さが違う。折り合い難がすべての敗因と思われたが、スムーズだった前走がまさかの惨敗。本質が瞬発力不足だけに千六の限界をはっきり示したとはいえ、距離短縮でも通用しなければダート転向か、セン馬かの二択しかない。最後脚が止まっていた前々走の立ち回りの再現だけは避けて、前々勝負でこの馬の実力を測るべき。鞍上がこの馬に対しての特徴をどれだけとらえているか。
前走のオフトレイルは狙い通りの好走劇だったが、あくまで直線で内から外までコース選択の難しい馬場状態だったからこそ、成し遂げた2着とみている。いくらか行きたがったが、それでも直線内目を選択して最小限のロスにもかかわらず、いい脚一瞬で終わったのがこの馬の限界そのものを示している。絶好の馬場状態で時計も瞬発力も同時に求められれば、京都(231000)より持ち時計No10が引っ掛かってくる。スローになった時点で策はない。
棚ぼたの前々走と力負けの前走。ランスオブカオスに凄みある数字が皆無だけに着順、着差どおりに前走を評価できない。上がり33秒台半ばが限界になっていた春から相当なスケールアップが現状の課題。いきなり古馬重賞にぶつけるのに加えて千四が持ち時計しんがり。平凡な上がり時計で好位差しに好走パターンを固められたことにもどこか凄みを感じない要因か。自在性だけが頼り。
待ちに待った乗り替わり。ロジリオンには魅力しかない。突然スタートが不安定になり、とりわけ前々走は直線でスムーズに捌けなかった不運も追い打ち。それでもどちらも0秒4差。重賞未勝利馬とはいえ、GⅠ3着1回、GⅡ2着1回3着2回、GⅢ3、4、5着を1回ずつという重賞で掲示板常連の意地はみれた。何より千四(211210)で持ち時計No1。平坦(110200)以上でしっくりくるコース適性も加われば、乗り替わりとスタート五分がリンクするだけで上位を確約できる。
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