
同日の古馬2勝とほぼ同じラップで同じ勝ち時計。実質、オープンよりかなりの格下内容だった前走を勝ったヴァルキリーバースは長期休養明けだったことを考慮しても物足りない。決して手応え十分の立ち回りだったわけでもなく、末脚も標準以下の上がりNo8。26キロ増でも相変わらずすっきりした馬体など、瞬発力に磨きと馬体に厚みがほしいという課題を抱えたままで初の古馬重賞へ挑んでくる。前走の2着馬が次走福島牝馬S2着だが3、4着馬は次走オープン特別で3、4着。福島牝馬Sが同日の古馬1勝とほぼ同タイムだったことから、メンバーレベルの低さが決定的となって現状では価値を見出せない。
ニシノティアモは6戦連続で同じ鞍上にもかかわらず、同じような立ち回りをしない、できない。意図的なのか、偶発的なのかはわからないが、少なくても鞍上がこの馬のベストの立ち回りを理解してないことは間違いない。前々走は最速上がり、前走は上がりNo15。レースのレベル差云々より極端な立ち回りの違いで馬が戸惑った可能性は極めて高い。前がだめなら後ろからという安易な考えになりやすい鞍上の性格から、これまでの繰り返しという悪夢が簡単にイメージできるだろう。母は道悪上手。好都合となる馬場回復の遅れに賭ける。
決め手不足のカナロア産駒がひとつの壁になる千八へ距離延長。ルージュソリテールは複勝率5割超の安定感でも割り引きが必要だ。すでに距離へのアレルギーは前走で見え隠れしている。スムーズな折り合いを連発していた千六で引っ掛かる仕草。鞍上の未熟さが露呈した可能性はあるものの、2、3番手からただただ流れ込むだけで好走パターンを固めてきた千八ではさらなる試練が避けられないだろう。休み明けの関東遠征は3走前の16キロ減で苦い経験。まずは馬体に注目したい。
パラディレーヌが盲点になった。前々走は1人気、しかも小回りにもかかわらず、無意味な必要以上の引っ張り込みで取りこぼした内容は人気馬にあれだけ乗りながら重賞を勝てない鞍上の特徴、性格として割り切るべき。前走は初距離でGⅠならば納得の置かれ具合でも3着に0秒4差。上がり時計比較で勝ち馬に0秒2差。2、3着馬に0秒1差の瞬発力がオークス4着、秋華賞3着、エリ女2着という実力を垣間見えた内容だったことは言うまでもない。世代GⅠでも古馬GⅠでも好走しているにもかかわらず、この微妙な人気はさすがに誰もが違和感。直線坂コースで未勝利は持ち時計No3が簡単に相殺できる。
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