2→7、4→ 7、4、11、12、10、3 (10点) 2→11、12、10、3→ 7、4 (8点) いつもよりテンションが高かった前々走は10キロ減の誤算もあってデビュー以来、初となる大負け。それまで負けて0秒6差だったカフナがハンデ55キロは魅力十分。未勝利勝ち直後のエリカ賞でユニバーサルバンク(共同通信杯、京都新聞杯いずれも2着)に0秒4差、トーセンラー(きさらぎ賞勝ち)に0秒3差。続く暮れのホープフルSではフェイトフルウォー(京成杯勝ち)に0秒1差で、プレイ(弥生賞2着)には先着。さらに今年に入っての充実ぶりが凄い。完璧な好位差しで横綱相撲となった4走前がターニングポイントになって急成長。課題となっていた直線の坂にメドを立てた前々走は2分を割る快時計となっている。前走は一旦先頭に立ちながら差し返されたのがソラのような仕草。心身ともにリフレッシュすれば、弾けるような瞬発力が戻ってくる。 フレールジャックの前々走は同日古馬500万が二千1分59秒9という高速馬場としても、馬群に動じずケタ違いの末脚は天性の瞬発力の鋭さということ。前走は大雨で馬場差比較が微妙ならば、数字よりも暴走逃げ馬を終始追いかけて軽く追っただけで後続を振り切った内容を褒めるべき。課題は折り合いだけに絞られた。前々走は内々だから折り合えたほど行きたがり、前走は完全に折り合いを欠いて鞍上が苦労。同じような乗り方では通用しない重賞で、いつポカがあっても不思議のない悪癖だろう。周りに壁を作った位置取りを取れるかどうか。鞍上の腕試しでもある。 マイネルラクリマは2歳時の実績そのものを信頼していい。前々走は直線入口でグランプリボスの直後の位置取り。休み明けのハンデがありながら、勝ち馬に時計で0秒5差、上がり時計で0秒1だけ劣った数字には驚いた。不良馬場で上がりレースラップがすべて11秒台だった前走は発表以上に馬場は良かったが、超スローの流れから追い比べで差し返した内容に地力と距離適性の高さを感じさせている。馬体の良さはとにかく目立つ。 フルアクセルは微妙な乗り替わりで評価を下げた。単純な瞬発力比較ではここでもズバ抜けた存在。直線で行き場を失った前々走以外はすべて最速上がりをマークしている。JRA馬場に不慣れな鞍上配置は残念だが、まともに乗れば不発なしで大きく崩れることはない。 超スローの前残り競馬で展開が向いたショウナンパルフェが見込まれすぎの57キロを背負えば怖さがない。短〜千六までがベストになるスピード型プランデトワールが使うところがない無理強いローテーション。現実に千六でも掛かる気性の難しさでは策がない。デビュー2連勝が相手に恵まれただけのターゲットマシンも妙味がなくなれば、53キロの軽量ダーズンローズ、ミヤビファルネーゼの出番。
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