9→5、12、1、2、7 9→5、12、1、2、7 9−5、12、1、2、7、4 ここまでレベルの落ちたGVではレインボーペガサスを信頼できる。1年4ヵ月のブランクから完全に立ち直った前走が再び重賞ロードへの布石。 セイクリットバレーはレベル低下の重賞でも絶対的な存在にならない。勝ち切れぬ勝負弱さは結局相手なり。何人もの騎手が苦労してきた中で一番合っているコンビとなったが、致命的なズブさで先行馬スペシャルハート、マイネルファルケ程度の主導では後方一気がますます難しくなる。徹底した中距離路線から久しぶりの千六。昨年の2着時は32秒1という再現不可能な極限の上がり時計では、実績ほど絶対的な怖さのないことがわかるだろう。4着2度が含まれた新潟(3202)だけが頼り。 エアラフォンは前走で印象が一変した。直線前が壁になりながら、狭いところを割って抜けてエンジン全開。ロスのない立ち回りとはいえ、鞍上に能力を引き出されてトップハンデで千六自己ベストの内容は、オープンでも手ごたえを感じさせる強さだった。デビュー戦でショウリュウムーンより上回る瞬発力で差し切り勝ち。後にオウケンサクラに同タイム2着など、クラシックロードに乗っても驚きのない実績を残していた期待馬が覚醒したということ。どこかもうワンパンチ物足りなさがあった若駒が、心身ともに充実で完成間近な3連勝。脚質的に間違いなくベストコースの条件で、マイル王への足掛かりのレースにしたい。 前走が500万勝ちのサトノフローラはさすがに狙いづらい。デビュー戦のインパクトはオープン通用の感触があるが、それも経験を積んでからの将来的な話。モロさ同居の牝馬で、現時点では勝ちパターンが限られてくる。ハナか、最後方一気か。モマれない位置取りで瞬発力勝負で勝った際だけの馬券圏内突入だろう。常識的には入着ラインが大きな目標。 1000万で何戦も経験済みのエイシンサクセスはサトノよりわずかな望みがある。今年に入って6戦中3戦で最速上がりの末脚は以前より切れ味に磨き。前々有利の馬場と流れで最後方一気を決めた前走が着差以上の完勝ならば、同じような直線の長いコースで33秒台の瞬発力が計算できる。土曜日メインで大へぐりだった鞍上が汚名返上。 もう少し絞りたいアブソリュートは気配優先だが、ブリンカー着用でひとつのきっかけはつかめそう。経験不足がアダとなっているガンダーラは前々勝負で力試し。どんな相手でも相手なりのスズジュピターはひたすら混戦を待つだけ。
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