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新潟裏読み

関東
11R

関西
11R

ローカル
11R

 

新潟11R馬複1−2、6、5、3、7、11

3連単2軸マルチ1、2→6、5、3、7、11 (30点)

1、6→5、3、7 (18点)

3連複1軸BOX1−2、6、5、3、7、11

シャイニーブラウンの前走内容は胸を張れる。スローの瞬発力勝負を長期休養明けらしい後方待機の位置どり。舌を越すハミ受けの悪さを露呈しながら、勝ち馬に次ぐ上がり時計33秒9の鋭さで今後の見通しが明るくなった。絶対的な人気だったモンテエンより0秒7も上回る末脚はそのまま絶対能力の高さ。見た目から受けるイメージは楽にオープンレベルで、不発に終わった3走前は鞍上とのコンビ間の悪さということが改めて浮き彫りになっただろう。4走前には後の重賞で連続2着のプロヴィナージュに先着など強敵相手でも結果を残してきた実力馬は、度重なる休養で掲示板を外したのが2度だけの(4303)。中1週のローテーションが吉と出れば、大型馬のひと叩きでごく普通に前走以上のパフォーマンス。

エオリアンハープは新潟コースのスペシャリストとして評価が固まった。(3100)で唯一負けた相手が重賞連対実績のあるリスクエトソング。前走は通過点と思われた絶対的な人気のモンテエンの影に隠れていたが、終わってみれば1頭だけ別次元のレースで快勝した。ペースを考えれば位置取りとしては悪かったが、仕掛けると直線外からゴボウ抜き。メンバーNo3の上がり時計より1秒も上回った数字に凄さが伝わってくる。課題はもうひと回り以上の馬体成長がほしいことか。叩き2戦目とはいえ、中1週の中距離輸送は小柄な牝馬にとってプラスに転ぶことはない。ひとまず気配重視。

ナリタクリスタルは昔の武豊騎手だったら自信の本命だろう。今や超一流からかなり格下げされた鞍上に大きな期待は望めない。前走は3角過ぎの勝負どころと直線で前が壁という最悪なコース取り。仕掛けが遅れて勝ち負けから脱落して直線、まともに追えない状態で馬券圏外となった。以前の鞍上なら直後のレースでミスを取り返してきたが、重賞になると必要以上に控えて勝てるレースを取りこぼすというイメージが年々強まっている現状。すでにスランプを振り切って総合的な衰えが見え隠れしている。いずれにしても馬にとってはゆったり乗れる新潟外コースはベストに近い条件。前走よりも組みやすい相手で、馬券圏外になることを許されない力関係であることは間違いない。

オペラブラーボはイメージの合わない騎手に乗り替わりを我慢すれば、十分に初重賞制覇が狙える。数字以上に逞しい爆発力。長期休養で完全に馬が変身して軌道に乗る7歳馬は年齢以上のスピードとパワーを兼ね備えている。2年前の新潟大賞典で重賞3勝のアドマイヤフジ、GT馬アーネストリー、重賞4勝のミヤビランベリに上がり時計も軽く上回って先着が実績基準。衰えるどころか、ますます快調なら素直に実績を評価すべき。内々でじっくり我慢が理想の乗り方。

セイクリッドバレーは再三指摘しているように重賞2着の賞金加算でオープン入りした相手なりまでの善戦マン。3走前が1000万勝ちから約2年ぶりの勝利にも勝ち味の遅さが示されている。通算4勝中2勝が同タイム勝ち。ひたすら混戦を待ってギリ連対か。

タッチミーノットは前走の同日未勝利二千二百より遅い超スローで早々にムチが入る行きっぷりの悪さがどうにも引っ掛かる。時計勝負にも限界がはっきりしてきた前3走から、果たして1分57秒台の決着でいつもどおり爆発するかは疑問が残った。脚質的に新潟外コースは理想的だが(0112)のコース未勝利に死角が表れている。

ホワイトピルグリムも同じ悩みを抱えている。レコード決着の前走で積極的に動いて早々に脱落。着差以上に能力差を感じさせた内容に上がり目が計算できない。ヤマニンキングリーはひと叩きでどこまで変身するか。前走は絶好位から完全な鋭さ負け。ドン底のスランプから抜け出せても、ブエナビスタに競り勝った2年前ほどの状態に戻るには時間が必要か。今年の活躍を占う大事な一戦。