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札幌裏読み

関東
11R

関西
11R

ローカル
11R

 

札幌11R馬複BOX8、1、9、12、15

3連単2軸マルチ8、1→9、12、15、10、4 (30点)

8、9→12、15 (12点)

3連複フォーメーション8−1、9、12−

1、9、12、15、10、4、3 (15点)

絶好調のカレンチャンは天井知らずの勢い。GVスプリント戦では敵なしのイメージさえ浮かんできた。休み明けだった今年初戦は平凡な時計の3着だったが、ひと叩きされた3走前が快進撃の始まり。完璧な正攻法から残り150で流す大楽勝。前々走は行く気になればハナも切れるテンの速さ。直線の追い比べで馬群から抜け出すまでが速かった瞬発力は、まさに牝馬特有の切れ味だろう。前走は乗り方として最悪に近かったが、4角ブン回しからタイレコード勝ちなら着差以上の強さということ。時計はハイレベルで安定。前走の10キロ増がそのままパワーアップにつながれば、この程度の相手に大崩れはない。今度は内々でじっくり我慢。

いい脚が長続きしないガルボが札幌登場で条件好転。デビュー2戦の札幌惨敗は本格化前と割り切れるべきで、千四ベストのスプリンターが初の千二で化ける可能性を秘めている。富士S3着、阪神C4着はカレンより明らかに実績上位。鞍上との相性が最悪だった前2走で人気が落ちれば、ますます妙味が出てくる。重賞でセイクリッドバレーサンカルロに先着実績から走ってきたレースレベルも問題ない。人気の盲点。

ジョーカプチーノは本追い切りの不甲斐なさで評価を落とした。終始逆手前で追うのを緩めると手前を替えて急激内にヨレる失態。集中力不足と太めを感じさせる動きは、さすがに追い不足が否めない。本来ならば56キロは恵まれた斤量だが、状態が伴わない休み明け初戦で狙いづらい。ハナ切って完全燃焼の逃げ馬を、鞍上はどうやら控え競馬を教育中の段階もマイナス材料。問答無用の逃げに出るか、乗り替わりを待って狙いたい。

アンシェルブルーは瞬発力勝負、時計決着に限界がみえてきた。3走前は完全な勝ちパターンでカレンに鋭さ負け。前々走はGTで納得の0秒4差でも、前走は手頃な相手にまったくロスのない絶好位から再び追い負けては士気が上がらないのも当然か。あくまでワイド馬。

ビービーガルダンはもっと積極性がほしい。3角の不利がなければもっと際どかった前々走で年齢的な衰えはひとまず敗因の理由にならないはず。千六で通用するほど余力は残ってないのが現実だが、スプリント重賞では展開ひとつのレベルで能力はほぼ平行線。札幌(3202)の得意なコースではますます色気が出てくる。スタートに集中するだけ。

重賞実績はこれからのパドトロワケイアイアストンはくしゃくしゃにモマれる位置取りとなると大きく崩れる恐れ。いずれにしても好、凡走がはっきりする上がり馬だろう。経験不足が否めないケイアイは胸を借りて力試しだが、最悪な状態だった前々走がいい経験となったパドトロワはいつ化けても不思議ない勢いがある。熱発明けで追い不足だった前走は前半掛かったことがすべて。4角前にあきらめながら、それでも1秒差に踏ん張れたことは予想外の収穫だった。ムチなしで完璧に逃げ切った前走こそが本来の姿。番手か、ラチ沿いの位置取りキープで上位が計算できる。