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東京裏読み

関東
9R10R
11R

関西
9R10R
11R

WIN5

 

東京11R馬単BOX9、11、12、5

3連単2軸マルチ9、11→12、5、4、8 (24点)

9、12→5、4、8 (18点)

以前はスプリント専門の差し馬としてのイメージが強かったシルクフォーチュンだが、スタミナ強化で千六までなら展開ひとつのレベルまで成長、完成されている。重賞では入着ラインだった馬が距離実績のない千四の重賞を快勝した5走前がターニングポイント。他馬が止まって映るほどの瞬発力はますます磨きがかかってきた。3走前は最後交わす勢いがあったが、2着馬がヨレたためひるんだ若干のロスあり。まともならもっと際どく、大金星寸前の内容で確信に変わった。前々走は前が止まらぬ馬場で、癖馬にとって乗り替わりも裏目。前走は勝ち馬に0秒6、2着馬に1秒5も上回る上がり時計なら納得の3着だろう。東京ダート(0012)は10年武蔵野S7着(0秒5差)、南部杯3着(0秒1差)、11年武蔵野S(1秒1差)。待ちに待った千四で長く続いている鬱憤を晴らす。

テスタマッタは意外性の怖さ。ジャパンDD勝ち、浦和記念3着、川崎記念3着だが、中距離型としてのイメージを払しょくするフェブラリーS2着だった。当時絶好調だったエスポワールシチーに0秒4差も、3着サクセスブロッケンには1秒も上回る最速上がりで楽々差し切った姿はむしろマイルベストをにおわせる結果。超ハイレベルレースを作り上げるスマートファルコンに0秒4差まで食い下がった前走で、もうひと回りの成長が計算できる。

トウショウカズンはイメージ一新の前2走で本格化の兆し。前々走はギリギリ折り合うような良すぎる行きっぷりだったが、かなり外々回って力でねじ伏せる横綱相撲。前走は直線狭いところをこじ開けてゴール直前に抜け出すなど、着差以上に光るパワーと瞬発力なら、重賞初挑戦でも格下感はない。初のオープン挑戦だった5走前でシルクフォーチュンに0秒2差。当時より数段レベルアップした現状に底知れぬ可能性を感じさせる。

ダノンカモンの仕掛けどころの難しさは主戦が乗っても解消しない。直線抜け出すとソラを使うような失速ぶりでは、強力な逃げ馬が目標になるメンバー構成以外は勝ち切れないレースが続くか。いずれにしてもここにきてブリンカー着用の前々走など、いぜん試行錯誤中の迷いなら単のイメージは浮かばない。

セイクリムズンは天敵スーニ不在なら展開ひとつ。どうにも鋭さ負けが続いているが、昨年重賞連勝で根岸Sを制した実力馬。距離不適のフェブラリーSを除けば、JRAダートでは負けても1秒以内という絶対的な安定感がある。連続して千四のローテーションでさらなるパフォーマンス向上か。

ティアップワイルドは5走前のイメージが強すぎて強気になれない。59キロを背負ったセイクリムズンとの併せで競り負けた0秒5差。オープンに上がってダート千四は馬券圏外の4連敗中ならば、千四(5325)ほど凄みもないということ。瞬発力勝負に弱さ。