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3、12、4→3、12、4、5→ 3、12、4、5、14、2、1、11 (45点) 相変わらず低調な牝馬重賞路線。牡馬相手になると入着ラインで一進一退のメンバーならば、ドナウブルーでも太刀打ちできるだろう。デビュー2連勝の期待馬がいよいよ本格化。シンザン記念はオルフェーヴルに0秒6差、ニュージーランドTではグランプリボスに0秒1差などの経験が実となって、ひと夏を越して切れ味にさらなる磨き。休み明けの3走前は20キロ増の馬体ながらマルセリーナに先着で距離にメド。前々走は4角で勝ちを意識できる手ごたえから競り負けたが、前半掛かったことが最後に響いたと納得すれば、道悪としては破格だった前走の瞬発力も当然だった。スローでの強さはディープ産駒特有で、ペースが遅くなればなるほど末脚の爆発力は凄みを増してくる。格下クィーンズバーンの逃げに無謀に競りかける馬は不在。絶好の流れで初重賞制覇にリーチ。 エーシンリターンズはプチスランプからようやく立ち直った。本来なら牝馬重賞で主役として扱える能力。アパパネ、ショウリュウムーン、アニメイトバイオと接戦の記録がある桜花賞3着馬は、得意のマイルなら休み明けでも大幅な減点はない。掲示板を外したのが5度あるが、14キロ減だった未勝利。距離不適だったオークス、秋華賞。休み明けでいきなりGTだったヴィクトリアMなど敗因がはっきりしている。その惨敗したヴィクトリアMでも千六1分33秒5なら、低調なGVで無様なレースになることはない。路線を固めて今年飛躍が期待できる1頭。 コスモネモシンは鞍上が手の内に入れて崩れなくなった。現実にこのコンビでは愛知杯5着、福島牝馬S2着、クイーンS2着、オープン特別2着、愛知杯3着と勝ち切れないが、仕掛けのタイミングが難しい一瞬の脚をうまく使い切っている。京都(0103)は秋華賞14着(1秒差)、二千のオープン特別4着(0秒4差)、京都牝馬S(0秒7差)で数字ほど悪くないコース適性。好機のマクりで結果は出る。スローの瞬発力勝負だけは避けたい。 ショウリュウムーンの前走は休み明けと割り切りたい。見た目には絶好の仕上げ。スムーズに折り合って直線入口では先頭から3馬身差の射程圏で前を捕えられなかった。重賞2勝馬ながら不発も多数。もうひとつ波に乗れない気ムラな性格だけに扱いづらくなっている。鞍上頼り。 ダンスファンタジアも同じような性格で、牝馬特有の強さとモロさが同居。レース内容も両極端でとにかく外から被される位置取りを極度に嫌っている。前走は外枠を引いたが、外から被される位置取り選択の最悪な騎乗ぶり。直線ではムチにフラついて立て直すロスがあって0秒1差は悔やまれる一戦だった。乗り替わりは間違いなくプラス。
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